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2012年3月17日 (土)

ワタミ会長、聖書を語る~BSジャパン・小林麻耶の本に会いたい「渡邉美樹」

BSジャパンの「小林麻耶の本に会いたい」という番組、
いつもは観ないのですが、
2012年3月16日の新聞夕刊のテレビ欄を観ていたら、
渡邉美樹 聖書」と出ていたので、
興味を持って観ました。
ワタミと聖書?どういう関係があるのだろうか?

番組では、渡邉美樹さんの意外な過去が本人の口によって語られました。
中学時代には、本は聖書しか読まなかった、とのこと。
そして、(ちょっと信じられない話ですが)中学2年の時に、
宣教師の資格を取り、中3には牧師の資格を取った、と述べていました。
(中学生で牧師の資格がもらえるって、一体どこの教派なのでしょう?
普通はありえません・・・)
しかし、高校になってすぐ、キリスト教から興味は社長になることへ移り(残念!!!)、
社長になるための準備のためにビジネス書を読み漁ったそうです。
「私はキリスト教信者ではない」と初めに明言しつつも
(※ただし、中学時代にバプテスマを受けた、とも語っていました・・・)
企業理念「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」の中に、
聖書の「黄金律」として有名な「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。
(新約聖書ルカ6:31新共同訳)を生かしている、というのがわかりました。

番組では、渡邉美樹さんのおすすめする本として、
文語訳の聖書と、『論語』、天童荒太さんの『悼む人』の3冊を挙げていました。

舊新約聖書

論語(岩波文庫)

悼む人(上)

悼む人(下)

ビジネスの基本は結局、黄金律に集約されるのかもしれませんね。
ところで、最近ビジネスと宗教に関する興味深い記事を読みました。
マザー・テレサに習う経営術
(引用)
・マザー・テレサは、8つのリーダーシップ原則を実践することで、慈善活動を世界的事業にした
・ビジョンと行動を一致させることは極めて重要である。自分が説き進める価値観を実行に移すこと
・倫理的決断を迫られた時は、自分の倫理基準と目標を思い出すこと。それらと選ぶべき道を意識的に比べること
・成功は、「気持ちの準備」、「経済的準備」そして「実行する準備」によってもたらされる
・不安を受け入れること。さもなければ、不安は身のすくむほどの恐怖をあおることがある
・「己を律する喜びを見出し、喜びの中で己を律する」ことが出来た時、人は最高の働きをする
・効果的なコミュニケーションは、信頼、感情移入、明確なビジョンを必要とする
・会う人全員を大切に扱い、その時間、世界で最も重要な人物であると思ってもらえるようにすること
・優れたリーダーは定期的に静かに黙とうする時間を取り、内なる声に耳を傾けている
・マザー・テレサの8つの原則を、宗教的教えだと思わないこと

(引用終)
マザー・テレサと経営術、と聞くと???と思いましたが、
こういう応用方法もあるのですね・・・

原著
Mother Teresa, CEO: Unexpected Principles for Practical Leadership (BK Business)

(まだ邦訳は出ていないようです・・・)

余談ですが、『論語』に関する本では、
最近『世界一わかりやすい「論語」の授業』(一条真也著、PHP文庫)という本を読みました。
論語』が現代的になって大変わかりやすくなっています。
マンガも混じって、とても読みやすいです。
なるほど~と思わされるところが多くありましたよ。

世界一わかりやすい「論語」の授業

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