NHKBSプレミアム・クラシック倶楽部-クラシック・アラカルト(12)曽根麻矢子+ルノー・カプソン-(2012年3月29日放送)
2012年3月29日放送のNHKBSプレミアム・クラシック倶楽部では、
「クラシック・アラカルト(12)曽根麻矢子+ルノー・カプソン」と題して、
前半は曽根麻矢子の東京・第一生命ホールでのコンサート(2011年2月2日)、
後半はルノー・カプソン(「カプソン」よりも「カピュソン」が正しいそうですが・・・)の、
東京・紀尾井ホールでの2011年6月10日のコンサートの、
それぞれ一部を放送していました。
実は、どちらのコンサートも、約1時間分は昨年放送されており、
今回の放送はその未放送分、というわけでした。
録画して視聴しました。
演奏曲目は以下のとおりです。NHK番組表から転載します。
【演奏】曽根麻矢子【演奏曲】ファンダンゴ(D.スカルラッティ)/スキタイ人の行進 ハ短調(ロワイエ)/ゴールトベルク変奏曲 BWV988からアリア(バッハ)【収録】2011年2月2日/東京・第一生命ホール 【演奏】ルノー・カプソン、ダヴィッド・カドーシュ【演奏曲】バイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 作品13(フォーレ)/タイスのめい想曲(マスネ)【収録】2011年6月10日/東京・紀尾井ホール
実際のコンサートのプログラムは、以下のとおりです。
下線部が今回放送分です。
(曽根麻矢子)
630コンサート~充電の1時間~
曽根麻矢子(チェンバロ) ゲスト:古部賢一(オーボエ)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調BWV846よりプレリュード
D.スカルラッティ:ファンダンゴ、ソナタ ニ長調K.492、ソナタ 二短調K.517
★G.F.ヘンデル:ソナタ ヘ長調op.1-5
P.ロワイエ:アルマンドハ短調、スキタイ人の行進ハ短調
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988より「アリア」、「第30変奏曲」
★J.S. バッハ:ソナタ変ホ長調BWV1031
★印:オーボエ&チェンバロ・デュオ
(ルノー・カプソン)
ルノー・カプソン ヴァイオリン・リサイタル
出演 ルノー・カプソン (ヴァイオリン) / ダヴィッド・カドゥシュ (ピアノ)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 op.12-2
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op.13
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 op.24「春」
ラヴェル:ツィガーヌ
※アンコール曲⇒マスネ:タイスの瞑想曲
曽根麻矢子の演奏は、期待していた通り華やかですばらしいものでした。
チェンバロの装飾は一級の芸術品という感じでした。
今回の放送で特にすばらしかったのは、
フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番の演奏でした。
その存在は知っていたものの、
食わず嫌いで今まで聴いたことがなかった作品でした。
カプソンの演奏を録画したものを、2日間で既に5、6回繰り返して視聴しています。
こんなにロマンティックでステキな作品を今まで知らなかったなんて・・・
すっかり気に入ってしまいました。
昨年の放送では、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ等をやっていました。
いい演奏だとは思ったものの(一応録画保存してありますが)、
繰り返して視聴するまでには至りませんでした。
今回の放送で、改めてルノー・カプソンのすばらしさを決定的に認識しました。
ルノー・カプソン他によるフォーレの室内楽全集(5枚組)CDです。
Faure: Complete Chamber Music For Strings And Piano※輸入盤
※HMVで買った方が安いです・・・
フォーレの室内楽演奏といえば、古くからの名盤は、
ジャン・ユボーのピアノ、ヴィア・ノヴァ四重奏団による演奏ですね。
(私もピアノ五重奏曲他のCDを持っています。)
室内楽全集の第1集が、ピアノ四重奏曲&ピアノ五重奏曲、
第2集が、ヴァイオリン・ソナタと弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲です。
フォーレ:室内楽全集第2集(通常盤)
フォーレ:室内楽全集第2集【SHM-CD仕様】
その他に試聴してみたのは、千住真理子のCDです。
これも良さそうかも・・・
心に残る3つのソナタ
~フランク、フォーレ&モーツァルト・ヴァイオリン・ソナタ集~ [CD+DVD]
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