« 牛牛(ニュウニュウ)のショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」~NHKBSプレミアム・特選 オーケストラ・ライブ -兵庫芸術文化センター管弦楽団演奏会-(2012年2月26日放送) | トップページ | おすすめ記事~シンポジウム「北海道の『学力危機』を考える」(2012年2月28日読売新聞朝刊掲載) »

2012年2月28日 (火)

NHK・クローズアップ現代「思いが伝わる声を作れ ~初音ミク 歌声の秘密~」(2012年2月28日放送)

先週の火曜日(2012年2月21日)は由紀さおりさんという
「ニッポンの歌姫」を特集し、
その翌週の火曜日(つまり本日、2月28日)に、
初音ミク」というもう一人(?)の新しい「ニッポンの歌姫」を特集するのか~
これって、2012年2月4日放送の「週刊・ニュース深読み」を分けただけ?
と思いましたが、ひとまず観てみました。
初音ミクに代表される「ボーカロイド」の現在の技術は興味深かったですが、
それ以上に、病気等で声を失った人々への「福音」ともいうべき、
最新の音声合成技術に驚嘆しました。

2012年2月28日放送のNHK・クローズアップ現代では、
思いが伝わる声を作れ ~初音ミク 歌声の秘密~」と題して、
前半は初音ミクに代表されるボーカロイドの大ヒットと、
現在の技術水準について特集し、
後半は、音声合成技術を応用して、
声を失った人々に声を取り戻す働きについて特集していました。
番組HPから、放送内容を転載します。
(引用)
ステージ上で歌って踊る日本発のCGキャラクター「初音ミク」。世界中でライブが開かれ、人気が急上昇している。人気の秘密は、その自然な歌声。ある声優の声を録音し、その声の素材から合成しているが、人間の脳の認知の仕組みに基づく最新技術が組み込まれているのだ。最近、音声合成技術は飛躍的に進歩し、社会に深く浸透し始めている。特に注目されているのが医療の分野。声帯の切除を行う喉頭がんや、ALSなど進行性で筋力が低下する運動ニューロン疾患などで、声をだすのが難しい人たちに、音声合成技術によって、再び自分の声を取り戻してもらおうというのだ。音声合成技術の最先端を伝える。
(引用終)

番組冒頭では、スタジオで初音ミクが歌って踊る、というのをやっていました。
FREELY TOMORROW」という曲だそうです。
(なお、番組HPの「スタッフの部屋」で、ロングバージョンの動画を視聴することができます。)
2012年02月28日 (火)「初音ミク特集」の放送を終えて・・・

ボーカロイドがなめらかに歌う技術は、音節を500ほどに分けており、
それらを組み合わせているからだそうです。
現在では、なんと演歌を歌えるようなものまで開発されている、というのにはオドロキでした。
初音ミクと演歌・・・ビミョーな組み合わせともいえますが・・・)
そのうち、オペラのベルカント唱法や詩吟ができるボーカロイドができるのかもしれませんね。

番組後半では、声帯を失った人や、難病で声を出すのが難しい人々へ、
日本の技術が今イギリスで(もちろん日本でも)役立って、
見事に「声」を取り戻す様子が映し出されていました。
私はこちらの方に感動を覚えました。
自分の声で話したい・・・という切実な願い。
少しでも多くの声を失った人々が夢を実現できるといいですね。
科学技術の進歩に感謝、感激・・・

ちなみに・・・
ご存知の方が多いとは思いますが、
初音ミク」を開発したのは、
札幌の「クリプトン・フューチャー・メディア」という会社です。
今や札幌は、雪まつりも初音ミクで盛り上げるほどの「初音ミクのマチ」となりつつあります。


« 牛牛(ニュウニュウ)のショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」~NHKBSプレミアム・特選 オーケストラ・ライブ -兵庫芸術文化センター管弦楽団演奏会-(2012年2月26日放送) | トップページ | おすすめ記事~シンポジウム「北海道の『学力危機』を考える」(2012年2月28日読売新聞朝刊掲載) »

おすすめサイト」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

NHK」カテゴリの記事

クローズアップ現代」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

カテゴリー

にほんブログ村

  • クラシックCD鑑賞
  • にほんブログ村
無料ブログはココログ