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2012年1月 9日 (月)

NHKBSプレミアム・プレミアムシアター「プロムス2011 ラスト・ナイト・コンサート」(2012年1月8日放送)

2012年1月8日午前0時から、NHKBSプレミアムで、
プレミアムシアター プロムス2011 ラスト・ナイト・コンサート」が放送されていました。
2011年9月8日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われた、
プロムスを締めくくるラスト・ナイト・コンサートの様子を収めた3時間番組でした。
(番組自体はプロムスに関係のない1時間の「おまけ」がついて4時間の放送でしたが・・・)
深夜の長丁場なので、録画して視聴しました。

プロムスといえば、最後の定番であるエルガーの「威風堂々第1番」~「蛍の光」が見物で、
それ以前のところは多少とばしてもいいような内容が多いです。
実際、今回の放送の全部は観ていません。
冒頭のところからワーグナーのところまでは全然視聴せずにバッサリとカット。
ラン・ラン(郎朗)がリストのピアノ協奏曲第1番を演奏するところから本格的に観ました。

ラン・ランのリストのピアノ協奏曲第1番の演奏は、
祝祭的な華やかさがあり、豪快で、
難曲を実に楽しそうに弾いているところが魅力でした。
実際、録音状態もよく、「名演」まではいかなくとも、「快演」といえる出来でした。
曲のラストなど、特に音楽する歓びがあふれていました。
初めて、ラン・ランのピアノに魅力を覚えました。
昨年10月にウィーン・フィルとの来日公演で、
同じ曲を演奏していますが、こちらの演奏の方が断然魅力的に思えました。
思わず、2回連続で視聴してしまいました・・・

ただ、続いてのショパンの「華麗な大ポロネーズ」は、
録音に会場のざわつきが多く混じっているのと、
演奏自体も精彩を欠いていたように思えたのは少し残念・・・
リストの「慰め第3番」は合格点でした。

番組案内の女性が、ラン・ランとリストの出会いを紹介していました。
「トムとジェリー」で、トムがリストの「ハンガリー狂詩曲」を弾くのを2歳半の時に観たのが、
ピアノを始めるきっかけになったそうです。

私もその作品を小さい時にテレビで観たことがあります。
きちんと調べてみると、「ピアノ・コンサート」という作品でした。
なんと、1947年にアカデミー賞を受賞していたのですね!
You Tubeで「Tom & Jerry - Cat Concerto」を検索するか、
トムとジェリー ハンガリー狂詩曲」で検索したら、
動画を観ることができます。
一応、DVDも販売されていますので、紹介しておきます。

ラン・ランは昨年、ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルの伴奏による、
リストのピアノ協奏曲第1番他のCDを出していますよ。

続いての、「わが褐色の髪の乙女」という合唱曲は視聴をパスし、
ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」はなかなかよかったです。
ブリテン自身の指揮した盤が出ていますね。

その後のソプラノのスーザン・バロックの声は、
さほど魅力的とはいえませんでした。
いよいよ、「プロムス」のお楽しみである、
定番の「威風堂々」以降へ!
何度観ても、高揚感と開放感があってすばらしいです!
会場が一体となって、昔の「大英帝国」の栄光を高らかに歌う・・・
「帝国主義」丸出し、愛国心むき出しですが、感銘を覚えます。
(昨年、「BBCプロムス ラスト・ナイト・コンサート2010と、健全な愛国心
という記事を書きましたので、愛国心云々については、そちらをお読みください。)

「ルール・ブリタニア」では、ソプラノのスーザン・バロックが、
ワーグナーの「ワルキューレ」のパロディめいた衣装で登場!
(我らが小林幸子サンには及びませんが・・・)
健全な愛国心って、いいなぁ・・・・・・・・

エルガーの「威風堂々」だけなら、ショルティ指揮ロンドン・フィルの演奏がオススメです。
実に豪快!爽快!

エルガーの作品全般の入門なら、
威風堂々THE BEST OF EDWARD ELGAR」というCDがオススメです。
「愛のあいさつ」のようなかわいらしい曲から、
「威風堂々第1番」のような作品まで、エルガーの作品の概観を知ることができます。

プロムスの様子をDVD化したもの(ただし、ちょっと古いですが・・・)が輸入盤であります。
2000年のプロムス・ラスト・ナイトの映像化で、あのヒラリー・ハーンが出ているとか・・・

プロムス・ラスト・ナイトコンサートは、演奏に聞き惚れるよりも、
祝祭的な雰囲気を楽しむので十分なのではないでしょうか。

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