牛牛(ニュウニュウ)によるショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」に驚嘆!~題名のない音楽会「進化し続ける14歳のピアニスト 牛牛」(2012年1月15日放送)
正直言って、あまり期待していなかった演奏だったのですが・・・
「題名のない音楽会」2012年1月15日放送では、
14歳の天才ピアニスト、牛牛(ニュウニュウ)を紹介していました。
「題名のない音楽会」には2度目の登場とのこと。
いい意味で、期待を見事に裏切ってくれました。
リストの「ラ・カンパネラ」の演奏では、それほどスゴさを感じませんでしたが
(14歳の少年が完璧に弾けるというだけでも、たいしたものなのでしょうけど・・・)、
驚嘆させたのは、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番の第3、4楽章の演奏でした。
ピアノだけなら、アルゲリッチやキーシンの名演に近いような闊達さでした!
(オーケストラはイマイチでしたが・・・)
「天才少年」という枠を外して、もはや一流の演奏家とみなした方がいいでしょう。
(番組HPで、試聴できます。)
(アルゲリッチ盤)※ハイドンのピアノ協奏曲は超名盤!
(キーシン盤※4枚組の中の1枚)
キーシンの名演は彼が16歳の時に録音されたものです。
「巨匠」だからスゴイ演奏になる、というわけでもないはずです。
番組最後の、
「平湖秋月」(穏やかな湖面に映る秋の月)という中国の曲もすばらしかったです。
ショスタコーヴィチの曲のような、「爆演」系のものばかりではなく、
繊細な叙情性もあわせもっていることが伺えました。
牛牛君のこれからの活躍に期待したいものです。
現在までに出されている牛牛のCDです。
プレイズ・モーツァルト(10歳の時)
ショパン・エチュード全集(12歳の時)
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