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2011年12月 5日 (月)

マレイ・ペライアのバッハ・ピアノ協奏曲集

今年(2011年)の10月ぐらいから、
J・S・バッハの作品をまたよく聴くようになりました。
特に、エレーヌ・グリモーのバッハのアルバムと、
ヒラリー・ハーンの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータのCDを聴いてから、
最近はバッハばっかり・・・
(記事を書いています。)↓
バッハ/ブゾーニ「シャコンヌ」聴き比べ~グリモー、ニコラーエワ、サイ、曽根麻矢子
ヒラリー・ハーンのバッハとバーバー
J・S・バッハ:ヴァイオリン協奏曲集の聴き比べ~ヒラリー・ハーンと諏訪内晶子

先月、NHK「名曲探偵アマデウス」の再放送で、
バッハの無伴奏チェロ組曲をやっていたのを観て、
どちらかというとあまり好きではなかった無伴奏チェロ組曲のCDまで買ってしまいました。
(以前、パブロ・カザルスとミッシャ・マイスキーのCDを買ったことはありますが、
前者は音が悪すぎるのと、後者からは魅力を感じませんでした。)
ピエール・フルニエの1960年の録音による、無伴奏チェロ組曲全曲です。
アンリ・マティス絵によるジャケットが実に美しいです。
2枚組なのに、輸入盤なら1000円以下、というのも魅力でした(2011年11月末現在)。

さて、そういう中で、マレイ・ペライアのピアノと指揮による、
バッハのピアノ協奏曲集のCDに出会いました。
(以前、グレン・グールドの演奏ので持っていましたが、
思い切って、新しい音に挑んでみました。)
バッハはそもそも「ピアノ協奏曲」なんてものを作曲しなかったわけですが、
ヴァイオリン協奏曲をチェンバロ協奏曲に編曲しても音楽が損なわれないように、
チェンバロ協奏曲をピアノで弾いても、バッハの音楽は「死ぬ」ことはありません。
(一番いい例が、グレン・グールドによる「ゴルトベルク変奏曲」です。)
いや、ペライアの演奏を聴いていると、
オリジナルはどうの・・・といった余計な事は野暮だとしか思えません。
非常に美しい演奏です。
(オリジナルかどうかよりも、美しいということが大事なのでは?)
CDは2枚あり、1番、2番、4番を収めたものと、
3番、5~7番を収めたものです。
(国内盤は2000円以上しますが、輸入盤だとどちらも1000円前後です。)
どちらも美演・秀逸ですが、
特に好きなのは3番、5~7番の方です。
ことに5番と7番は何度でも繰り返し聴いて、音楽に浸っていたいと思うほどです。
CDの演奏が終ったら、またトラック1から再生してつい聴いてしまいます。
ぜひ聴いてみてください。
(国内盤なら、Amazonで試聴ができます。)

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