『あさひなぐ』と『ナナマルサンバツ』、『ちはやふる』、『とめはねっ!』の比較~マイナー部活ものマンガ
書店で、「マイナー部活もの」マンガのコーナーがありました。
最近なら、『ちはやふる』(百人一首)や『とめはねっ!』(書道)が大当たりでした。
そのコーナーに『あさひなぐ』という作品もありました。
こざき亜衣作『あさひなぐ』(小学館)は、
薙刀部というまだ前人未到のジャンルを開こうとしている作品です。
メガネっ娘に萌え~という人なら、それなりにオススメかもしれませんが、
私にとってはちょっと期待はずれの作品でした。
(「薙刀部」というジャンルに着目した点には拍手!)
1巻でストップ・・・
一方、以前紹介したことがある『ナナマルサンバツ』の2巻が発売されたので、
早速購入して読みました。
こちらはオススメできます。
クイズに詳しくなくとも、なぜ主人公が夢中になるのか、読者もつい引き込まれてしまいます。
女性キャラのかわいさも魅力です。
『あさひなぐ』と『ナナマルサンバツ』、
どちらもマイナー部活もの、というカテゴリーには入りますが、
両者はかなり違いますね。
体育系と文化系という違いもありますが、
決定的なのは、『あさひなぐ』の薙刀部は女子ばかりの部活で、
異性の目がありません。
一方、『ナナマルサンバツ』(や『ちはやふる』、『とめはねっ!』)の方は、
男女混合の部活で、性差は関係ありません。
微妙な恋心が、かえってプラスに働いている、ともいえます。
また、本来バトルとは無縁のものに、
バトル的要素を入れたダイナミックな展開も、魅力といえましょう。
勝手な比較でスイマセン・・・
(特に『あさひなぐ』ファンの方々・・・)
« 書評:曽野綾子著『ただ一人の個性を創るために』(PHP文庫) | トップページ | 札幌市の教育の学力危機を暴けるか?~読売新聞北海道版の連載「学力危機」(2011年8月21日~) »
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 2022年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2023.01.12)
- プリキュアシリーズ全話見終えて(2022.07.20)
- 2022年6月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.07.01)
- 「スイートプリキュア」とシェーンベルクの「浄夜」(2021.09.23)
- 2021年8月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2021.09.01)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 2022年9月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.10.03)
- ロイズ ローズガーデンあいの里へ行ってきました!(2022.07.03)(2022.07.03)
- 2021年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(付:衆議院選挙を振り返って)(2021.11.01)
- 秋深まる石山緑地へ(2021年9月25日)(2021.09.26)
- 感染拡大の中での、『眠れる森の美女』観劇記(2020年11月15日)(2020.11.15)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 藤岡幸夫 著『音楽はお好きですか?』(敬文舎)(2021.01.12)
- 2020年11月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2020.12.01)
- 上西充子著『呪いの言葉の解きかた』(晶文社)(2020.09.21)
- 映画”Toc Toc”(邦題:「OCD 〜メンタル・クリニックは大騒ぎ〜」)※OCD=TOC=強迫性障害(2020.08.26)
- 小友聡著『NHKこころの時代~宗教・人生~それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』 (NHKシリーズ NHKこころの時代)(2020.07.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント