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2011年8月 1日 (月)

ゲルギエフ指揮によるバレエ「火の鳥」と「春の祭典」~NHK・プレミアムシアター「サンクトペテルブルク白夜祭2008」(2011年7月31日放送)

ストラヴィンスキーの3大バレエの内の2つ、「火の鳥」と「春の祭典」。
マリインスキー劇場バレエ団とマリインスキー劇場管弦楽団。
しかも、指揮はゲルギエフ
これはスゴイ!と期待したとおりの内容でした。

NHKBSプレミアムで、7月31日(7月30日深夜)の「プレミアムシアター」において、
サンクトペテルブルク白夜祭2008」から、
上記の内容で2つのバレエを放送していました。
さすがに深夜なので、録画して観ました。
これは深夜にボリュームを落として観るよりも、
大音響で視聴した方がいい内容ですね・・・

映像として絶賛したいのは、「火の鳥」の方です。
バレエにあまり興味がわかない私でも、さすがに感動しました。
(妻はもともとバレエ好き(ただし古典)ですが、私はイマイチ興味をもてませんでした・・・)
エカテリーナ・コンダウーロワ演じる火の鳥の鮮やかさ!
踊りの良し悪しはあまりよくわかりませんが、ファンタジー的な要素いっぱいの演出で、
特に照明や舞台装置がすばらしかったです。
ストラヴィンスキーの「火の鳥」は、2004年に札幌のKitaraで、
サー・コリン・デイヴィス指揮 ロンドン交響楽団の演奏で聴いたことはありますが、
あまりよくわからなかった、というのが正直な感想でした。
(→ちょうど、その時のコンサートをブログ記事にしている方がいましたので紹介します。
英国の心の歌 サー・コリン・デイヴィス指揮「ロンドン交響楽団」
(ブログ名:音楽とお花の散歩道))

チャイコフスキーの「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」のようなメロディ性がないからでしょう。
しかし、今回バレエ付で「火の鳥」を聴くと、実に見事な作品だというのがようやくわかりました。
バレエとセットで、音の一つ一つの意味が生きてくる、というのも分かりました。
火の鳥」は映画音楽的な作品なのでしょうね。
最後の「朝」の場面の音の壮麗さは大満足でした。
(テレビの音声ではなく、外部のステレオに接続したので、迫力満点!)
なお、「火の鳥」のあらすじ等については、下記を御覧ください。
(→火の鳥

春の祭典」は、バレエよりも音楽そのものが実に強烈でした。
バレエの映像は音の過激さをさらに強調するような、添え物とさえ思いました。
春の祭典」自体は何度も聴いたことがありますが、
今回の放送の録画で、我が家のスピーカーが吼える、吼える!
打楽器の重低音にノックアウトされました・・・
実に迫力ある演奏でした!!!


今回放送されたものと同じ内容のブルーレイが発売されています。(ただし輸入版)

ゲルギエフ指揮マリインスキー(キーロフ)劇場管弦楽団による「火の鳥」と「春の祭典」のCDです。

火の鳥


春の祭典

春の祭典」は、ファジル・サイが1人2役の多重録音をしたピアノ版CDもおすすめです。

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