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2011年7月26日 (火)

愛さない者は、神を知らない。~テロリストは「キリスト教」を名乗るな!

愛さない者は、神を知らない。神は愛である。
(新約聖書ヨハネの手紙Ⅰ4:8口語訳)

ノーベル賞の国、平和なノルウェーで突如起きた凄惨なテロ事件。
犯人は「キリスト教原理主義者」、と報道されていました。
(むしろ、極右とか反イスラム主義者が正しいのでは?)
しかし、考えてみてください。
大量殺戮を行うような者が、「キリスト者」を名乗ることができましょうか?
神聖な「キリスト」の御名を穢さないでほしい!

たとえば私が自分のことを「イタリア人」だ、と自称したとします。
しかし、外見も国籍もイタリア人ではありません。
それは単に自称しているにすぎないからです。
同様に、犯人が「キリスト者」を自称していたところで、
行いによって否定しているのです。
(犯人が「自分はバルタン星人だ」といったらどうでしょうか?
「バルタン星人だから危険だ!」となるでしょうか?
普通の人は、まともに相手にしませんね。)

わたしたちは、自分が死から命へと移ったことを知っています。兄弟を愛しているからです。愛することのない者は、死にとどまったままです。兄弟を憎む者は皆、人殺しです。あなたがたの知っているとおり、すべて人殺しには永遠の命がとどまっていません。イエスは、わたしたちのために、命を捨ててくださいました。そのことによって、わたしたちは愛を知りました。だから、わたしたちも兄弟のために命を捨てるべきです。世の富を持ちながら、兄弟が必要な物に事欠くのを見て同情しない者があれば、どうして神の愛がそのような者の内にとどまるでしょう。子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。
(新約聖書ヨハネの手紙Ⅰ3:14~18新共同訳)

「キリスト者」を名乗るにふさわしいのは、
「愛さない者」ではなく、「愛することができる人」です。
(関連記事)
ノルウェー爆発・乱射事件容疑者、「キリスト教右派」報道に懸念
(クリスチャントゥディ7月26日)

愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。
(新約聖書ヨハネの手紙Ⅰ4:7~11新共同訳)

以前、元テロリストで現在は日本で宣教師をしている、
ヒュー・ブラウン牧師の証を聴いたことがあります。
北アイルランド紛争はカトリックとプロテスタントの宗教対立、と報道されていますが、
実際のところ、テロリストは教会に行かないし、無神論者が多いみたいですね。
宗教は戦う名目にすぎないのです。

余談ですが、プロテスタントの大きな宣教団体の一つ、
キャンパス・クルセード・フォー・クライスト」(CCC)が、
「十字軍」を意味する「クルセード」を名称から外す、と発表しました。
(ただしアメリカ国内に限られるそうです。)
CCC、「Cru(くる)」に名称変更 「クルセード(十字軍)」外す
「十字軍」はキリスト教の歴史の汚点の一つです。
キリストの御名のもとに、イスラム教徒を殺戮したり、
同じキリスト教徒同士で戦争したり・・・
不幸な歴史は清算すべきでしょう。

ノルウェー国民はテロリストに屈することなく、
移民に寛容な国であり続けてほしいものです。

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