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2011年5月30日 (月)

人が「神」になる危険さ~中部大学・武田教授「神になった人たちのリスト」と、聖書的な考え方

当ブログでしばしば引用しています、
中部大学の武田邦彦教授が、またまた興味深い記事を書いています。
神になった人たちのリスト」(5月30日記事)
内容は、何の根拠もなく「被曝しても安全だ」と主張している人・団体を告発したものです。
すばらしい記事ですので、ぜひご一読を・・・

記事から、「神になった人たち」のリストを引用します。
(引用)
【神になった人】
1.
文科省大臣: 「児童の被曝は外部被曝だけで20ミリまで安全」(ICRPはそんなことは言っていない)、
2.
福島県アドバイザー: 「1年100ミリまで安全」(福島医大の講演では、「この医大の被曝医療は世界に誇るレベルになる(患者がでる)」と発言)、
3.
官房長官: (60京ベクレルで被曝しても)「直ちに健康に影響はありません」(直ちにとは、人生が80年だから、10年から20年は直ちにだろう)、
4.
保安院: 「海水中の放射性ヨウ素が規制値の3355倍でも、健康に影響はありません」、
5.
柏市: (市内に1年1ミリを越える地域があるのに)「原発事故に伴う放射線量率等に関する市の考え方」という文章に、「千葉県北西部地域が相対的に高い数値であることを基にネット上に不安を煽るような書き込みがされている」と「1年1ミリ以上のところを警告すること=不安を煽る」としている。
6.
東大、柏国立がんセンター「少々高めの線量率だが、人体に影響を与えるレベルではなく、健康に問題はありません」
7.
その他、大勢(根拠がないのに、影響がないといっているのはNHK、朝日新聞、一部の医療関係者、放射線専門家、知識人など)

(引用終)
これらの「神々」は、被曝の補償をどのようにしてくれるのでしょうか・・・
責任転換・言い逃れで終始するのがオチなのでしょうけど・・・

人が「神」になる・・・
ここでは、「生殺与奪の権をもっている」という意味で使われていますね。
人が「神」になると、ロクなことはない、
もっといえば「神」というよりも「鬼神」、「悪魔」でしかない・・・
つくづくそう思います。

ところで、仏教では、六道輪廻で人が神になったり仏になったり、畜生餓鬼におとされたりします。
神道では、エライ人物が死後「神」としてあがめられたりします
(「天神様」菅原道真や、「権現様」徳川家康のように・・・)。
(「野球の神様」みたいに、生前から「神様」扱いされる人もいますが・・・)
仏教や神道では、神は人間が進化した姿(ポケモン的?)のようにとらえられていますが、
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教では、神は神、人は人です。
人は神になってはいけないし、神にはなれないのです。
創造者 ⇔ 被造物という犯しがたい壁があるのです。

旧約聖書の「バベルの塔」の話(創世記11章)は、
人間が神のようになろうとして、
かえって神(創造者)の裁きを受けた、という物語です。
バベルの塔」は、当時の科学文明の成果なのでしょう。
今の「バベルの塔」の一つは、
鉄骨をむき出しにして、
放射性物質を今も撒き散らしている福島原発かもしれません。
絶対安全」と驕り高ぶっていたのが、今やウソのようです・・・
「被曝」という「いけにえ」を絶えず要求する横暴な悪魔・・・

新約聖書では、ヘロデ王が演説した際、
群集から「神の声だ。人間の声ではない」(使徒言行録12:22新共同訳)と叫ばれ、
ヘロデ王が主の天使に打ち倒された、という話が書かれています。
定められた日に、ヘロデが王の服を着けて座に着き、演説をすると、
集まった人々は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。
するとたちまち、主の天使がヘロデを撃ち倒した。
神に栄光を帰さなかったからである。
ヘロデは、蛆に食い荒らされて息絶えた。

(新約聖書使徒言行録12:21~23新共同訳)

さて、現代日本にはびこる「神々」は、いかなる末路をたどるのでしょうか・・・
「神」どころか、日本に災いをもたらした「悪魔」として記憶されるのではないでしょうか?
武田教授の記事の末尾から、痛烈な一言を引用します。
「神」はあの世の「神様」だけにしてください。

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