ダビデの子にホサナ!(マタイ21:9)【自作曲】
前回に引き続き、今回も聖週間にちなんだ自作曲の紹介です。
前回は、マルコ11:9~10への作曲でしたが、
今回は、マタイ21:9への作曲です。
テキストは、以下のとおりです。
「ダビデの子にホサナ。
主の名によって来られる方に、祝福があるように。
いと高きところにホサナ。」
(新約聖書マタイによる福音書21:9新共同訳)
下の絵はジョットの「エルサレム入城」です。
(イタリアで実物を見たことがあります。)
ところで、どうしてメシア(救い主)が、「ダビデの子」なのでしょうか?
マタイ福音書冒頭に、
「アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。」(マタイ1:1新共同訳)
という御言葉が出てきます。
これを解説するには、旧約聖書のいろいろな箇所を引用しつつ論じる必要があります。
突然メシアが現れたのではなく、あらかじめ旧約聖書で何度も預言されていた、
というのがポイントです。
使徒パウロは、「ローマの信徒への手紙」冒頭で、簡潔にまとめています。
「この福音は、神が既に聖書の中で預言者を通して約束されたもので、
御子に関するものです。御子は、肉によればダビデの子孫から生まれ、
聖なる霊によれば、死者の中からの復活によって力ある神の子と定められたのです。
この方が、わたしたちの主イエス・キリストです。」と・・・
(新約聖書 ローマの信徒への手紙1:2~4新共同訳)
曲の紹介に移ります。
ホ短調の、少し陰りがある曲です。
前回の「万歳!」という明るさよりは、
預言の成就を噛み締めるような曲調かな、と思います。
メロディ(midiファイル)と楽譜(PDFファイル)とは、
下記からダウンロード願います。もちろん無償です。
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