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2011年4月 8日 (金)

NHK・クローズアップ現代「町を失いたくない  ~福島・浪江町 原発事故の避難者たち~」(2011年4月7放送)

原発事故による避難指示地域となった、
福島県浪江町の人々の苦悩を誠実に伝えている良番組でした。

今回のNHK・クローズアップ現代では、
町を失いたくない
 ~福島・浪江町 原発事故の避難者たち~
」と題して、
浪江町の人々の苦悩の日々を取り上げていました。
番組HPから、放送内容を転載します。


地震、津波、そして、原発事故が襲った福島県浪江町。住民約二万人の殆どが福島第一原発から20キロ以内に暮らしていたため、いつ終わるともしれない避難生活が続いている。未だ行方不明の人々。放射性物質のため、救助にも、遺体確認にも行けないことを悔やむ人々。町を救うためにと、原発の復旧作業に向かう人。再び町に帰る日まで、町民たちのつながりを守ろうと試みる人々……。原発に対する立場や考えは様々だが、未曾有の苦難に直面し「故郷・浪江町を決して失いたくない」という思いで堅くつながる人々を通して、原発事故に直面した地元の町の今を追う。


町を守るために、と自ら志願して原発の復旧作業にあたる町民や、
自営業の方が従業員の生活のために必死に資金を工面しようとする姿、
20km圏内での自衛隊員に伴われた行方不明者の捜索・・・
どれも、胸を打つようなものばかりでした。

特に、ハローワークでのいかにもお役所的な対応によって、
申請が断られるところ(証明書類がないから、申請できない・・・)などは、
理不尽さに憤りと悲しさを覚えました。
地震と津波には対応しているが、
大規模な原発事故には対応していない、という法の不備・・・

また、どれだけ放射能汚染が進もうとも、自分達のマチを守るんだ、
だからこそ原発の復旧作業に志願するという、郷土愛の深さには心を打たれました。

番組最後には、浪江町長や、浪江町の区長の方が、
怒りをこめて、政府と日本国民に訴えていました。
少なくとも、行方不明者の捜索を早くなんとかしてほしい!
また、早く原発事故処理をなんとかしてほしい、と・・・
原発については、浪江町民はもとより、日本中、
いや世界中が、そう思っています。

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