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2011年4月 1日 (金)

IAEAと保安院、どちらが日本国民思いか?

いったい、どちらが日本国民思いなのでしょうか・・・

IAEAは原発から40㎞の範囲の、
福島県飯舘村の土壌から高濃度の放射性物質が検出されたことを受け、
日本政府に避難させるよう通告しました。
それに対して、保安院は、「独自に試算した数値を公表し」、
「避難の必要はない」と説明しました。
ふ~ん、保安院って、「世界一」エラいんデスね・・・・
国連機関の忠告さえ耳を貸す必要がないほど、国際的な基準を無視できるほど、
「自分たちは優秀だ、誤りなどない!」という「誇り」があるのでしょう。
Yahoo!のコメントなどでは、「原子力不安」とさえ揶揄されていますが・・・

もはや、福島県民の命や安全など、大した問題ではないのでしょう。
それこそ、「ただちに『体制に』影響がない」でしょうか・・・
今の政府は原発周辺の住民に対して、どこまでの我慢と忍耐と被曝を強いるのでしょうか。
ソビエト時代のロシア、現在の北朝鮮と大差ないほどの情報統制です。
「圧政」といっても言い過ぎではないです。

中部大学の武田教授は、
IAEAから聞きたくなかった」と題したブログ記事を書いています。
http://takedanet.com/2011/03/post_19ec-1.html
一部引用します。


IAEA(国際原子力機関、本部はスイスのジュネーブ)が土壌汚染について測定したところ、福島県で「IAEAが勧告している避難しなければならない地点」が見つかったことを日本政府に通告したというニュースが流れた。
聞きたくないニュースだった。
日本には政府がある。IAEAが土壌汚染を測る前に日本政府か自治体、もしくは原子力機構や、東電が測って、日本国民に知らせ、あるいは待避させて欲しかった.
日本人の命と健康を守るのは、第一に日本人だ。

(中略)
日頃、北朝鮮の情報が隠されていると批判している日本人だが、今が非常時だということを考えると、北朝鮮を上回る情報統制だ。


先の戦争では、本土決戦だ!などと勇ましい言葉の裏で、
沖縄では地上戦となり、全国各地は爆撃で焦土と化しました。
結局、多くの市民が犠牲になりました。
今、見えない放射能によって、当分の間人が住めないような土地が増えているのに、
またもや「ただちに影響がない」という呪文を繰り返すだけなのでしょうか・・・
政府にとっては、国民の安心・安全よりも、自らの安心・安全が第一だ、
ということがはっきりしましたね・・・

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