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2011年3月22日 (火)

指揮者・上岡敏之さんはスゴイ!

NHKの「名曲探偵アマデウス」で、ベートーヴェンの「第9」をやっていました。
新作ではなく、再放送でしたが・・・

「第9」の演奏は、上岡敏之指揮・N響でした。
都合上、番組は途中までしか見ていませんが、
断片的な演奏を聴いただけでも、
「この指揮者、スゴイ・・・」と思わされました。
音の情報量が違うといいましょうか・・・
「歓喜の歌」の部分などは、オペラ的とさえいえるほど、鮮やかな響きでした。

上岡敏之」の名は、音楽評論家・宇野功芳氏の大絶賛で知りました。
レコード芸術」誌の「樂に寄す」というコラム欄(必ずここは読んでいます)で、
しばしば登場してきます。
しかし、なかなか聴く機会がないので、
私としては、かの宇野センセイがベタ褒めであっても、
自分の耳で確かめない限りは、評価しようがありませんでした。

今回、断片的にでも聴く機会があって、
ようやく宇野センセイの絶賛がわかりました。

宇野功芳氏の最新刊『宇野功芳 樂に寄す』(音楽之友社)で、
上記のコラム欄に書かれたものがまとめて載せられています。


上岡敏之さんについて検索していたら、
ちょうどよいタイミングの記事がありました。
朝日新聞の特集記事です。
上岡敏之さんの半生について、読みやすくまとめてあります。
http://globe.asahi.com/breakthrough/100614/01_01.html

極度の人見知りゆえに、東京芸大では疎まれ、
一度は帝国ホテルに就職しますが、
一念発起してドイツに留学、
下積みから叩き上げで指揮者になった、というサクセスストーリーが書かれています。
普通、日本人の音楽家は、
「○○コンクール」とかを経由して、大物になっていくのですが、
今時珍しいですね。
指揮ばかりではなく、ピアノの腕前も相当なもののようですね。
(ぜひ弾き振りで聴いてみたいです!)
まだ若いのに、心筋梗塞で手術を受けたとかの話もあります。
「音楽するために生まれてきた」と宇野センセイが絶賛するとおりの人のようです。
これからの活躍に大いに期待しています。

上岡さん指揮のCDはいくつか出ていますが、いずれも私は聴いたことがありませんが、
参考までに4枚紹介しておきます。

チャイコフスキー「悲愴」

ブルックナー「交響曲第7番」(史上最長録音・・・)

マーラー「交響曲第5番」

シューベルト「ピアノソナタ第21番」他
(初のピアノ・アルバムでシューベルトのこの曲を選ぶのはスゴイ・・・)

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