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2011年3月31日 (木)

「最小不幸時代」ではなく「宰相不幸時代」の到来!?

MSN産経ニュースで、秀逸な皮肉を見つけました。


首相は昨年6月の就任会見で「最小不幸社会」を目指すと宣言していたが、このままでは、首相自身が不幸の元凶となる「宰相不幸社会」が到来してしまう。」※下線筆者
(「船頭多くて…機能不全 内閣官房参与ついに15人目」3月29日記事)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110329/plc11032923540035-n1.htm


あえて、記事の文言を訂正するとすれば・・・
このままでは、首相自身が不幸の元凶となる「宰相不幸社会」が到来してしまう」という未来形ではなく、
既に、首相自身が不幸の元凶となる「宰相不幸社会」が到来してしまった」と過去完了形にした方がよかったのでは?
市民活動家としてならともかく、一国の首相が、今更原子力の専門家になる必要はありません。
また、参与の数を増やせばいい、というわけでもないでしょう。
原発問題だけでなく、他の被災地への支援や、震災前からの懸案事項も山積みです。
事件は原発だけで起きているのではない、東日本各地で起きているんだ」ですね。
まずは、岩手県や宮城県などの復興ヴィジョンを早々に示す必要があります。
この記事でも次のように述べています。


だが、首相に求められるのは自ら原子力の専門家になることではなく、最高指導者として的確な指示を出し、国民に前向きなビジョンを提示して安心感を与えることであるはずだ。


「前向きなビジョン」が、「ただちに健康に影響を与えるものではない」の連発と、
放射能汚染の隠蔽、
自衛隊の使い捨て(普段は「暴力装置」などと蔑みながら、困ったら自衛隊に丸投げ・・・)、
というならば、
菅内閣がさっさと退陣した方が、日本にとっての最大の貢献になります。
菅内閣の震災対応を見ていると、あたかも素人が精密機器を分解修理しようとして、
かえって使い物にならなくしているような感があります。
しかも、間違いを認めたがらない・・・
「一生懸命やってみたけど、やっぱりダメでした。「想定外」でした・・・」では済まないのです!
国民の安全・安心がかかっているのです。

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