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2011年3月29日 (火)

NHK・クローズアップ現代「いま、私たちにできること  ~被災地の外からも人々を支える~」(2011年3月29放送)

被災地外に住んでいる私たち一人一人の力は、微々たるものです。
大河の一滴、朝露のようなものかもしれません。
しかし、つながるなら、大きな力になり、やがては大海へとつながります。

今回のNHK・クローズアップ現代では、
いま、私たちにできること ~被災地の外からも人々を支える~」と題して、
ツイッターやフェイスブックなどの「ソーシャルメディア」が、
今回の大震災において果たした役割を肯定的に取り上げていました。
番組HPから、放送内容を転載します。


被災地の外で暮らす多くの人たちが「自分も何かの役に立ちたい!」と思いながら、「被災地に行っても邪魔になるだけではないか」と無力感を募らせる。そんな中、注目されているのが、ツイッターやフェイスブックなどの「ソーシャルメディア」を使った、これまでにない新たな支援だ。ツイッターでの安否情報、聴覚障害者へのインターネットでの手話放送、被災地への救援物資の運搬プロジェクト、節電の大規模な呼びかけ運動など、様々な取り組みが被災地の外にいる人たちによって自主的に生み出され、輪を広げている。国や行政・大手企業を批判したり任せっきりにしたりするのではなく、自らの発想で自分たちにできることをやろうというのだ。番組では、被災地の外側ではじまったソーシャル支援の最前線を追う。


番組では、節電を呼びかける「ヤシマ作戦」も、
「エヴァ」の映像付で紹介していました。
ユニークでユーモアある企画ですよね。
実際、「ソーシャル・ネットワーク」の力が、
大停電という「敵」を見事に撃退することさえできるのです。

私はツイッターのアカウントは持っていませんが、
「つぶやき」がたくさんの人々を動かす力になる、というのには感動を覚えました。
同時手話通訳とか、安否検索とか・・・
見ず知らずの人たちが、連帯しあえるというのは、すばらしいことですね。

一方、番組では取り上げられていませんでしたが、こういう取組には、
否定的なものもありますよね。
大震災後何日かして、NHKニュースがUstreamなどで動画中継されるようになると、
枝野官房長官の発表とか、自衛隊の放水の様子などの映像の横で、
さまざまな「つぶやき」が次から次へと流されていました。
これは私の主観的な判断で、正確な数字ではありませんが、見ていた限り、
3分の1はまともなもの、3分の1はガセネタ、3分の1は迷惑コメント・意味不明なものかな、
とも思いました。
何がホンモノか、見分ける情報リテラシーが必要ですね。

小さな力を、正しい方向につなげていけば、きっと大きな力になります。
被災地から離れている私たちも、募金以外にできることはいろいろあるはずです。
最後に、マザー・テレサの言葉を引用して終わります。


わたしたちのすることは
大海のたった一滴の水に
すぎないかもしれません。

でも
その一滴の水があつまって
大海となるのです

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