Each day is Valentine’s day~バレンタインデーに寄せて
「My Funny Valentine」という歌をご存知ですか?
いろいろなミュージシャン達がこの曲をカバーしています。
私は高校の時に、フランク・シナトラの渋~い声でこの曲をよく聴いていました。
なかなかステキなメロディと歌詞です。
高校生の時は、英語の歌詞を覚えるのが精一杯で、
歌詞の内容までは考えたことがありませんでした。
歌詞の最後に出てくる「Each day is Valentine’s day」という箇所が印象的でした。
「Each day is Valentine’s day」・・・実にすばらしい言葉ですね。
実は我が家では、バレンタインデーにはこれといった行事はしません。
1年に1回、盛大に「愛しているよ(わ)!」と言われるよりも、
毎日、セレモニーはないけれどささやかに、「愛しているよ(わ)・・・」と言われた方が、
よほど幸せではないでしょうか。
朝ごとにバレンタインデーを迎えたほうが、すばらしいではありませんか。
余談ですが、クリスマスも同様に、我が家では盛大にお祝いはしません。
信じる者にとっては、毎日がクリスマスであり、イースター(復活祭)のようなものですから・・・
(実際、クリスマスイブの夜に、教会に行くだけでも精一杯ですし、それで十分でしょう。)
なお、聖バレンタインの記念日、というのは、カトリックでは現在祝われていないようです。
(女子パウロ会のサイト「Laudate」内の、
「聖人カレンダー」には取り上げられていますが・・・)
日本では、すっかり、
女性が男性にチョコを贈る日になってしまいましたが(韓国でも同様とのこと)、
あるサイトには次のように書いてありました。
「現在、ほとんどの欧米諸国ではバレンタインデーは、男性か女性かに関係なく、
恋人や親しい相手にプレゼントをする日となっています。」
「フランスやスペイン、イタリア等の南欧では、告白の日ではなく、
すでに仲のよい恋人や夫婦のための記念日となっています。
恋人同士でプレゼントをしたり食事に出かけたりして楽しむことが一般的です。
最近のイタリアでは、結婚を誓った恋人たちが婚約を発表する日に選ばれることが増えているようです。
愛を確かめあう日、という意識が強いようですね。」
(引用は「St. Valentine’s Day(バレンタインデー)の世界各国の楽しみ方」から。
「DiLA」という東京の語学スクールのサイト内記事です。)
ところで、今回この記事を書くにあたって、
改めて、「My Funny Valentine」について調べてみました。
フランク・シナトラの歌だとばかり思っていましたが、実際は、他の歌手も歌っていること、
歌詞をきちんと訳すると、とてもすばらしい歌であることがわかりました。
歌詞の訳がいくつかありましたが、一番よい和訳だと思ったものを紹介しましょう。
ジャズボーカリストの「若生りえ」さんという方の記事です。
「MY FUNNY VALENTINE ~マイ・ファニー・ヴァレンタイン~」(2010年1月19日の記事)
http://blog.goo.ne.jp/wakorie/e/cf08c6f29e1514fb595b7aa87a49717f
記事の一番最後の方に、和訳が出ています。
タイトルの「My Funny Valentine」の「Valentine」は、
バレンタインデーのことではなく、恋人の名前だったのですね。
(そういえば、千葉ロッテに、以前「バレンタイン監督」がいましたね・・・)
(記事から引用)
「そうです。これは「ヴァレンタイン」という恋人の名前と、
「ヴァレンタイン・ディ」にひっかけて詞が書かれているんです。」
和訳を読んで、とても感動しました。
その一部だけ引用します。
全文は、上記リンク先からお読みください。
(英詞)
My funny Valentine
Sweet comic Valentine
You make me smile with my heart
Your looks are laughable
Unphotograghable
Yet, you’re my favorite work of art
・・・
Stay little Valentine, stay!!
Each day is Valentine’s day
(和訳)
私のおかしな恋人、ヴァレンタイン
すぐに私を笑わせてくれる、愛しいヴァレンタイン
あなたはどんな時も、心から笑顔にしてくれる
ハンサムというよりはファニーフェイスだし
とても写真向きとはいえない風貌だけど
私にとっては、あなたは
最高にお気に入りの芸術作品なのよ
(その後のところもすばらしいのですが、あえて中略します・・・)
ずっとそのままでいて、大好きなヴァレンタイン!
ずっとよ!!
だって・・・あなたさえいてくれれば、
私にとっては、毎日がヴァレンタイン・ディなんだから
「あなたさえいてくれれば、私にとっては、毎日がヴァレンタイン・ディなんだから」・・・
実にすばらしい言葉ですね。
名前が「ヴァレンタイン」さんでなくとも、愛する人にささやきたい言葉です。
甘いチョコよりももっと甘~い言葉を、恋人や配偶者にプレゼントしてはいかがでしょうか?
私なら・・・聖書の甘~~い御言葉を贈ります。
「恋人よ、あなたはなにもかも美しく 傷はひとつもない。」
(旧約聖書 雅歌4:7新共同訳)
この詩的な御言葉を、私の愛する妻と、
読んでくださった皆様(特に女性の方)にささげます。(^-^;
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