立ち読み日記~『怒らない技術』(フォレスト2545新書)
大きな書店の入り口近くに、「40万部のベストセラー!」というキャッチコピー・・・
ピンク色の表紙は、「何だろう?」と思わせる、インパクトの強さがあります。
嶋津良智氏の『怒らない技術』(フォレスト2545新書) です。
手にとった本の版数を見ると
(私は内容概略はもちろんのこと、版数と著者略歴は必ず目を通します。)、
昨年の7月に初版、12月(今年1月だったかも?)で40刷という大ベストセラーです。
冒頭を読み進めると、「なるほど~」と思わされたところがありました。
人生を、ゴルフにたとえているところです。
バンカーや池ポチャ、邪魔な木の枝があったり、
うまくパットが決まらなかったり・・・
それらの障害すべてが、ゴルフの醍醐味といえます。
ただ単に、球を穴に入れるだけなら、そもそもゴルフなんてやらなくていいわけですよね。
著者はゴルフと共に、ボウリングの例も挙げていました。
もしボウリングが、ただピンを倒すだけなら、ちっとも面白くない。
距離があって、ガーターがあったり、狙ったとおりにピンが倒れてくれないからこそ、
ボウリングは面白い、夢中になる・・・
人生も、うまくいかないのが当たり前なのだ・・・
むしろ、困難やうまくいかない事があるからこそ、人生は楽しいのだ・・・
本の後半では、「怒り・イライラと無縁になる25の習慣」というのが載っていましたが、
詳しくは読んでいません。
なかなかよさそうかな、と思いましたが、
新書で945円はちと高いですね~
(700円ぐらいなら、即、買ってしまったかも・・・)
Amazonではかなり酷評されているようです。
(Amazonの酷評は、読むに価しないクズが多いですが・・・)
楽天ブックスでは、購入者によるレビューですので、おおむね高評価です。
ところでこの本、もともとは、
『雨がふってもよろこぼう!~人生が良い方向に向かう!心を鍛える25の習慣~ 』(フォレスト出版)
という本でした。
こちらのタイトルでは、さほど話題にならなかったようです。
(なお、Amazonでレビューを読むならば、『雨が降っても・・・』の方が、
好意的なものが多いですよ。☆一つのは無視して結構だと思います。)
『怒らない技術』という題にしてみたら、
多くの人が飛びついてきた・・・というわけみたいですね。出版社の戦略勝ち!
(別な本『怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉』と似たようなタイトルになりますね。
こちらも結構売れているようです。書店でたくさん平積みされていました。)
それほど、社会には、イライラ、不平不満を持っている人が多いのでしょうか。
私も・・・何か惹かれるものがあったのかもしれません。(;д;)
よって、「買いたい度」は☆☆☆☆(5段階評価)とします。
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