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2011年1月26日 (水)

NHK「名曲探偵アマデウス」・ドボルザーク「スラブ舞曲集」

今回の「名曲探偵」は、ドヴォルザークの「スラブ舞曲集」でした。
一般には、管弦楽版が有名ですが、オリジナルのピアノ連弾版を取り上げていました。
番組内のドラマは、農村の婚活企画に、「スラブ舞曲集」を使おう、というものでした。
なかなかユニークな視点でした。

ドヴォルザークの作品としてはとても有名な部類に入る「スラブ舞曲集」。
実は、私は今回の放送を観るまでは、まったく興味がありませんでした。
ドヴォルザークの作品自体、「新世界から」とかの超有名曲を除いて、
それほど興味を覚えなかったので・・・
一種の「食わず嫌い」だったのでしょうね・・・
(高校の時に「新世界から」はよく聴いていましたが・・・
甘いだけのお菓子のように思えて、その後敬遠していました。)

番組では、「瀬尾久仁&加藤真一郎ピアノデュオ」のすばらしい演奏を堪能できました。
時に、手と手が重なりあうところとか、なんとなく、官能的とさえ思えました。
音楽を通して、甘い恋の香りが漂ってきそうな気配が?・・・な~んて(*´σー`)
演奏者達が連弾について語るところは、恋の駆け引きに参考になるかも?
躍動感があり、田園風景の中で民族衣装を着た人々が踊っている光景が目に浮かびそうでした。

妻が結構気にいってたので(特に第1集第7曲)、
ついつい、久しぶりに、CDを買ってしまいました・・・それも2枚!
「スラブ舞曲集」のピアノ連弾版と、管弦楽版です。ともに全曲盤です。
ピアノ連弾版はモノクロ又は静止画、
管弦楽版はフルカラーハイビジョン、みたいなイメージです。
しかし、ピアノ連弾版はこじんまりしていながらも、独特の魅力があります。
素朴な味わいで、私は結構スキです。
管弦楽版よりも気に入りました。

購入したのは以下の2枚です。
上がピアノ連弾版、下が管弦楽版です。
2枚あわせて2千円ほどでした。

ヴラスティミル・レイセク & ヴィエラ・レイスコヴァ(ピアノ連弾)

ノイマン指揮チェコ・フィル(1985年録音)

ピアノ連弾版の演奏者は、初めて聞く名前でしたが、
値段が安いのと、「夫婦で演奏」というところに惹かれ、選びました。
いきいきとして楽しい演奏です。
(ベロフ&コラールによる2枚組を買おうかどうか、迷いましたが・・・
こちらは、ブラームスのハンガリー舞曲集やワルツ集もついていて、結構オトクかも・・・)
管弦楽版は、この曲の名盤として定評があるものです。
鮮やかな演奏です。

「スラブ舞曲集」第2集第2番は、まるでチャップリンの映画音楽のようです。
とてもメロディアスですね。ドラマや映画などで聴いた事があります。
番組の中では、セコンドパートに、ブラームスの交響曲第4番の第4楽章からの引用がある、
と紹介されていました。
「へぇ~」と思った箇所でした。
確かに、耳をすませば、低声部にブラームスの「パッサカリア」が聞こえてきます。

その他で気に入ったのは、番組の中でも取り上げられていた、
第1集第1番、第2番、第7番などです。
第2集よりも、第1集の方が全体的に好きです。
ピアノ連弾版、管弦楽版、共にBGMとして聞き流すにはもってこいの作品ですね。
恋人や夫婦で語らいながら、「人生の連弾」を楽しむのは、いかがでしょうか?・・・


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