NHK・海外ドラマ「ソフィア・ローレン 母の愛 前編」(2011年1月4日放送)
人生は映画よりも映画的、といったところでしょうか・・・
NHKBShiで、1月4日に放送された、
「ソフィア・ローレン 母の愛(前編)」を観ました。
ソフィア・ローレン本人が、彼女の母親役(=ロミルダ)を熱演していました。
番組HPから、あらすじを引用します。
(番組HPは、「ソフィア・ローレン 母の愛」で検索してみてください。)
イタリアを代表するアカデミー賞女優ソフィア・ローレンが自分の母親役を熱演するローレン一家の波乱万丈の物語。原作はソフィアの妹マリーアの自叙伝。
1950年代のイタリア。かつて女優を夢見ていたロミルダは、2人の娘とナポリの町ポッツォーリの実家で質素に暮らしていた。娘たちの父親リッカルドは、姉ソフィアは娘と認めているが、妹マリーアは認知せず会おうともしない。さらにリッカルドから突然他の女性との結婚を知らされショックを受ける。そんなとき、ハリウッド映画「クォ・ヴァディス」のオーディションがあると知り、ロミルダは娘ソフィアとローマの撮影所へ向かう。
ドラマの前半は、映画スターを夢見て、ソフィアと母親がローマに行き、
苦しい生活に負けずに少しずつ映画などの仕事をもらいながら、
だんだんと成功していくサクセスストーリーです。
ソフィア・ローレンとその家族を通して、戦後イタリア映画史の縮図を見るようです。
後半は、ドラマの原作者であり、
ソフィア・ローレンの実妹であるマリーアの話が少しずつ大きくなっていきます。
このドラマ、昨年作られたそうですが、
ソフィア・ローレンさんの存在感が、他のどの俳優・女優よりも際立ちます。
(番組HPで写真があります。)
もう70代だというのに、まだ妖しい魅力を放ち、演技もすばらしいです。
物語自体も、まさにイタリア映画そのもの、という感じで、
後編が楽しみです。
日本語吹き替えの声も、なかなかよかったと思います。
番組の中で特に印象に残ったところは・・・
ローマでの駆け出し時代、下宿先では部屋で食事を作ってはいけなかったのですが、
母親が密かにトイレ兼バスルームのところで、娘ソフィアのためにパスタを作るところ。
思わず笑ってしまいますが、必死だったのでしょうね・・・
ローマに来て10年もしないうちに、下宿生活から豪華な家に住むのはサスガでした。
ソフィア・ローレンの父親との関係のところは、
まるでマルチェロ・マストロヤンニ主演の映画さながら、といった感があります。
ちなみに、原題には、「母の愛」という語は含まれていません。
イタリア語を直訳すると、「私の家は鏡でいっぱい」となります。
(2011年1月6日追記・・・後編記事はコチラ↓)
https://francesco-clara.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/nhk201115-b286.html
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