NHKBSh・チネチッタの魂~イタリア映画75年の軌跡~(2011年1月4日・11日放送)
NHKBShで、1月4日(11日再放送)放送の、
「チネチッタの魂~イタリア映画75年の軌跡~」は、
イタリア映画史をテンポよくまとめた、実に興味深い番組でした。
映画監督の井筒和幸さんを旅人として、
イタリアのハリウッドとでも言うべき、ローマのチネチッタの撮影所をめぐって、
ロッセリーニ、ヴィスコンティ、フェリーニといった往年の巨匠や、
「ニュー・シネマ・パラダイス」、「海の上のピアニスト」のトルナトーレ監督など、現在活躍中の人、
そして、映画学校で学ぶ人々まで、チネチッタの魅力をあますところなく紹介していました。
小道具やセットなど、映画ファンならぜひ見たいようなところがかなり映されていました。
アメリカ映画の「ベン・ハー」は、実はローマのチネチッタで撮影されていた、
というのはオドロキでした。
NHK番組表から、放送内容を転載します。
欧州最大の映画撮影所「チネチッタ」。コンピューターグラフィックス合成映像全盛の米ハリウッドとは対極をなす、イタリア芸術の伝統を受け継いだ映画作りで知られる。フェリーニ、ヴィスコンティといったイタリア映画黄金時代の巨匠たちが、次々と名作を生み出してきた。映画監督・井筒和幸が“旅人”となり、チネチッタ75年の歴史と“夢の砦(とりで)”の秘密を解き明かし、マエストロたちの映画に賭けた“魂”を見つめる。
番組の中で一番多く出る映画は、名画『道』です。
確かに、イタリア映画の代表的な作品の一つですね。
『道』とフェリーニ監督を番組の核とした構成は見事でした。
イタリア映画の魅力をよく伝えた内容となっていました。
CG全盛時代であっても、職人・芸術家魂がチネチッタには残っているようですね。
あえて、余計かな、というのは、井筒監督の代表作『パッチギ!』を、
チネチッタ内の映画学校で上映し、井筒監督が質疑応答するところ、ぐらいでしょうか・・・
NHKは反日がお好きなのかな、というのがチラっと伺えた一コマでした。
そこ以外は大変満足の行く放送内容でした。
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