引き算の人生、足し算の人生~読売新聞・曽野綾子氏へのインタビュー記事から(2011年1月27日夕刊)
読売新聞夕刊の「こころ~健康のページ」というコーナーに、
「曽野綾子さんに聞く」というインタビュー記事が掲載されていました(1月27日)。
見出しは「老いて得た自由・開放感」。
記事の一番最後のところが印象的でした。
記事最後の部分を引用します。
(田中秀一記者)日本は国家財政が危機的で経済も停滞し、みな自信をなくしているように見えます。閉塞感を打ち破るヒントはありますか。
(曽野綾子氏)電気や水が絶えることなく使えて、警察や交通機関は責任感があって信用できる。こんないい国はありません。日本の悪口を言う人は、どうぞ出て行ってくださいと言いたい。
途上国では、乾いた場所で眠ることができない人がたくさんいる。私は「雨の日も雨漏りしない所で、乾いた布団に眠れて幸せ」といつも思います。
日本人は、今あるものを数えず、ないものばかり数えています。引き算の生き方では幸福になれません。
「引き算の生き方では幸福になれません。」という言葉が、とても心に響きました。
日本は、どんなに「不況だ、不況だ」といっても、発展途上国の国と比べれば、
十分に「裕福な国」といえます(もちろん、例外的な人もいますが・・・)。
最近、「週刊ダイヤモンド」のオンライン版「ダイヤモンド・オンライン」で、
「不況でも十分裕福なのになぜ“幸せ”を実感できない?
低成長時代の日本人を苦しめる「幸福のパラドックス」という題の記事を読みました。
http://diamond.jp/articles/-/10744
「日本人は、世界でも指折りの豊かな国に住んでいながら、幸せを実感できない国民だと言える。」
(本文記事から引用)
ぜひ記事本文をお読み下さい。
幸せを感じることができないのであれば、どれだけモノに囲まれていても、
「灰色」にしか見えない、気の毒な状態です。
「感謝します」、「ありがとうございます」、「ツイてる」
不平不満を吐き散らすよりも、これらの肯定的な言葉を口癖にしたいものですね。
「あなた(=神様)の御計らいは
わたしにとっていかに貴いことか。
神よ、いかにそれは数多いことか。
数えようとしても、砂の粒より多く
その果てを極めたと思っても
わたしはなお、あなたの中にいる。」
(旧約聖書 詩編139:17~18新共同訳)
「わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。」
(旧約聖書 詩編103:2新共同訳)
« NHK・クローズアップ現代「秋葉原の一番長い日 ~ホコ天再開の波紋~」(2011年1月27放送) | トップページ | NHK・ハイビジョン特集「パイプオルガン誕生」-イタリア~東京・500日の物語-(2011年1月27日再放送) »
「おすすめサイト」カテゴリの記事
- noteに投稿しました~「Serenity Prayer(平安の祈り)」(自作曲)のX投稿と楽譜(2024.06.10)
- noteに投稿しました~「あしあと」(自作曲)のX投稿と楽譜(2024.05.13)
- noteに投稿しました~「詩篇100(自作曲)」のX投稿と楽譜(2024.05.11)
- 2022年12月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2023.01.12)
- 2022年11月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧~附:2022年11月19日~20日の小樽・ニセコ旅行の写真ベスト(2022.12.05)
「ニュース」カテゴリの記事
- 2022年2月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.03.01)
- 道東旅行記2021年12月30日~2022年1月3日(帯広市、釧路市、鶴居村)(2022.01.05)
- 大雪や 宴の後の 美しさ(2021年12月18日)(2021.12.18)
- 2021年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(付:衆議院選挙を振り返って)(2021.11.01)
- 真駒内公園の紅葉(2021年10月17日)(2021.10.17)
「聖なる言葉」カテゴリの記事
- 2022年10月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.11.03)
- ロイズ ローズガーデンあいの里へ行ってきました!(2022.07.03)(2022.07.03)
- 2022年5月のページビュー(PV)数ベスト10記事一覧(2022.06.01)
- NHKEテレ・こころの時代~宗教・人生~「今 互いに抱き合うこと-コロナ禍に読む聖書-」(2020年7月12日放送)(2020.07.12)
- 小友聡著『NHKこころの時代~宗教・人生~それでも生きる 旧約聖書「コヘレトの言葉」』 (NHKシリーズ NHKこころの時代)(2020.07.05)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント