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2011年1月13日 (木)

NHK・おはよう日本(2011年1月13日放送)~特集「広がる“庶民コレクター”  ~映画 ハーブ&ドロシー~」

朝から、実にすがすがしい生き方を垣間見ました・・・
2011年1月13日早朝の、NHKニュース「おはよう日本」で、
広がる“庶民コレクター” ~映画 ハーブ&ドロシー~」という特集を報道していました。

ハーブ&ドロシー』は、実在する現代アートコレクター、
ハーブ&ドロシーのヴォーゲル夫妻を追ったドキュメンタリー映画です。
現在(2011年1月)、東京などのミニシアター系の映画館で、上映中です。

ハーブ&ドロシーは、公務員生活(といっても、高級官僚ではありません。)を長年続けながら、
現代アート作品を長年コツコツとコレクションし続け、
新婚当初から住み続けている小さなアパートには作品があふれるほど・・・
コレクションの中には、億単位の値段がつくようになった作品も出てきました。
そういう作品を1枚でも売れば、大金持ちになることもできたのに、
夫妻は絵画を売らず、かえって全作品をさまざまな美術館に気前よく寄贈しました・・・
そして、今も、細々と年金生活しながら、同じアパートで暮らしているそうです。
(詳しくは、映画のHPを御覧ください。
HPは、「ハーブ&ドロシー」で検索してみてください。)

番組では、映画を見て夫妻の生き方に共感し、
アートコレクションを始めた人や、日本版「ハーブ&ドロシー」のような人も紹介されていました。

普通、美術コレクターといえば、お金持ちの道楽、というイメージですね。
しかし、普通の庶民だって、ハーブ&ドロシーのようになることができるかもしれません。
所有するところまでは・・・

真似ができない・難しいのは、コレクションし、既にすごい値がついている作品を、
無償で手放すところでしょう。
特集の最後のところでは、そのところに触れていました。
美術館に貢献した人、というところに夫妻の名前が書かれているのを、
夫妻は見あげて満足している・・・
そこで映画は終わるそうです。
これこそ、「衝撃と感動のラストシーン!」というものでしょう。
短い特集の中でも、夫婦愛と純粋な美術愛、惜しみない心のすばらしさが伝わってきました。

金の亡者やエコノミック・アニマルばかりになった世の中だからこそ、
現代の奇跡の物語に共感を呼ぶ人が多いのでしょうね。
お金よりも、もっと名誉や家族愛が尊ばれる世の中になればいいですね。

アメリカ映画なのですが、監督は日本人の佐々木芽生(めぐみ)氏です。
経歴をみると、札幌市出身とのこと。現在はNY在住だそうです。

北海道では、4月に札幌の映画館で上映予定です。
機会あれば、ぜひ見たい映画です・・・
NHKさん、教えてくださり感謝です!

(おまけ)
私はまだその映画を観ていませんので、既に観た人の感想ブログも紹介します。
スペイン・ジュエリーのセレクトショップ、「モナド」の仕入れ担当の方が書いた記事です。
http://monad.txt-nifty.com/blog/2010/10/herb-dorothy-2d.html

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