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2011年1月22日 (土)

日立 世界・ふしぎ発見!「第1172回 知られざる海洋王国エジプト 青い海を見た女王・ハトシェプスト」(2011年1月22日放送)

日立 世界・ふしぎ発見!」は、中学生の頃からよく見ていました。
(いまだに続いている、というのがスゴイですね・・・)
今回は、「知られざる海洋王国エジプト 青い海を見た女王・ハトシェプスト
という放送内容でした。
古代エジプト初の女性ファラオであるハトシェプスト。
在位は、紀元前1479年頃 - 紀元前1458年頃とのことです。
2007年に、ハトシェプストのミイラが発見された、という考古学上の発見がありました。
番組では、ハトシェプストの業績・人柄と共に、
紅海の美しさや、考古学的発見などについて触れていました。

紅海の水中撮影の映像は、ものすごく美しかったです。
もうひとつビックリは、古代の壁画に、
紅海に今もいる魚の姿がきちんと描かれていたことでした。

番組の中では、古代のロープも映し出されていました。
ロープの形態は、現在のものと大差ありませんでした。
そういうものが、今に至るまで残っている、というのもオドロキでした。
古代の人々の知恵は、驚くべきものですね。

現代人の知恵は、もっと驚くべきものです。
干からびたミイラから、死因とか、糖尿病などを患っていたとかを分析できるとは・・・
実は、ハトシェプストのミイラは、100年程前に既に見つかっていたのですが、
「誰であるか」を特定できなかったので、倉庫で眠ったままになっていました。
手掛かりは1本の歯でした。
別なところに保管されていた、「ハトシェプスト」と書かれている箱に納められた歯と、
X線写真(だったでしょうか?)でのミイラの歯の欠けたところが、
パズルのように照らし合わされ、そのミイラの身元がわかった、という次第だそうです。

ところで、今回、ハトシェプストを私が取り上げたのは・・・
実は、このハトシェプスト、聖書の有名な人物と関係深い、といわれています。
その人物とは・・・
なんと、モーセです!
出エジプト記2章の記事によると、
モーセは「ファラオの王女」(出エジプト記2:5~10)によって育てられた、とあります。
その「ファラオの王女」とは、ハトシェプストである、との説が有力のようです。
(ウィキペディアにも記述があります。)
番組では残念ながら、触れられていませんでしたが・・・

ハトシェプスト=出エジプト記2章の「ファラオの王女」説の立場から、
もう少し詳しく書いてあるブログを2つ紹介します。
興味がある方はぜひお読みください。

中川健一牧師の「ハーベスト・メールマガジン」~
ハトシェプスト女王のミイラ
http://htblog.exblog.jp/5777826/

日本同盟基督教団・小海キリスト教会牧師・水草修治牧師のブログ「小海キリスト教会牧師所感」~
神に用いられた女たち
(出エジプト記1~2章の話と要点、信仰的捉え方がきちんと書かれています。)
http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20100502/p1

ちなみに・・・(ちょっと今回の放送に関係ないですが・・・)
科学の分野において、「モーゼ効果」なる語があるのを初めて知りました。
水は弱い反磁性体であるため、水を入れた容器の中心に強力な磁石を入れると水が左右へと分かれる現象が生じる。この現象は1993年に発見され[2]、旧約聖書『出エジプト記』のモーセにちなみモーゼ効果 (Moses Effects) とよばれている。一方、常磁性を持つ液体で同様の実験を行うと、逆に容器の中心に液体が集まるという現象を確認できる。この現象を逆モーゼ効果 (reverse Moses effect) とよぶ[3]。
(ウィキペディア「反磁性」の「モーゼ効果」からそのまま転載。)
天地創造を除けば、旧約聖書中最大の奇蹟である、「葦の海の奇蹟」(出エジプト記14章)。
科学的に考えても、ありえるようですね(私は信じていますが・・・)。
NHK教育の「大科学実験」でぜひともやってほしいデスネ(^-^;

ハトシェプストとモーセとの関わりについても書いてある、
中川健一牧師の「日本人に贈る聖書ものがたり」シリーズ全4巻を紹介します。
聖書理解に大変役立ちます。私も以前読んで大変感動しました。
(残念ながら、ある方にプレゼントしたので、今手元にありませんが・・・)
モーセが出てくるのは、2巻「契約の民の巻」です。
1巻から4巻まで通して読むと、聖書の全体像が映画を観るようによくわかります。

日本人に贈る聖書ものがたり―族長たちの巻

日本人に贈る聖書ものがたり (2-契約の民の巻)

日本人に贈る聖書ものがたり (3)

日本人に贈る聖書ものがたり (4)

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