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2010年12月13日 (月)

一人一票、という当たり前を実現する必要~2010年12月12日の新聞意見広告

12月12日(日)の読売新聞には、
”清き0.2票”は、ガリレオ裁判より不条理!」と題する意見広告がありました。
紙面1面丸ごと使った、ある意味画期的な広告でした。
ただ、エキセントリックな表現と、いったい何をしたいのかが、
よく読まないと明確でないのが、ちょっと残念かな、と思いました。
(特に後半)
もうちょっと、表現に工夫が必要だったと思います。

意見広告の要旨は、
1.1票の格差が5倍という違憲状態となっている所がある。
2.違憲状態を是正できない最高裁判所裁判官を、国民審査できちんと審査しよう。
3.あなたの選挙権は何票の価値か、ぜひ知ってください。
というものでしょう。

新聞広告によれば、北海道民の1票は、
鳥取県民の1票に対して、0.21票分の価値しかない、とのことです。
(参議院選挙の場合)
北海道民5人分の投票で、鳥取県民1人分の投票とようやく同じ価値を持つ・・・
これはあきらかにおかしいですね。
一番問題なのは、何度も違憲判決が出ていながら、
1票の格差を一向に是正しない、国会でしょう。
国会議員にとっては、死活問題だからです。
1票の格差が是正されたら、メシの食い上げになる人が続出するからなのでしょう。
また、国会議員を通して利権を持っている人たちにも、脅威なのかもしれません。
国をより良くするのではなく、利権をむさぼるだけの国会議員なら不要です。
名古屋市の河村たかし市長のような心意気を持つ人こそ、国会議員にふさわしいです。

民主党か自民党か、はたまた第三極か、という問題も大事ですが、
国民の基本的な権利である選挙権が正当に行使される、という根本的な問題は、
もっと大事なことだと思います。
住んでいるところによって、1級市民(一人1票)から5級市民(一人0.2票)というのは、
明らかにおかしいからです。
アメリカ合衆国では、1票対0.993票の選挙権の価値の不平等でさえ、
違憲・無効とされたそうです。
それなら、日本の現状は、革命に値するようなものではないでしょうか。
日本国民の大多数は、あまりにも、自分の正当な権利に無頓着といえます。
欧米では「沈黙は金」ではなく、「沈黙はバカ」だそうです。
黙っているのは、現状を容認しています、というメッセージを発していることになります。
一人一人が声を上げねば、現状は変わりません。

この意見広告は、「一人一票実現国民会議」という組織が出しました。
ぜひ、みなさんも、ご自分の選挙権の価値を1度確かめてみてはいかがですか?
一人一票」で検索してみてください。

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