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2010年11月 5日 (金)

Wikileaksと尖閣ビデオ流出~キリスト教界にも、内部告発は必要か?

昨日(11月4日)、NHKのクローズアップ現代で、
機密告発サイト・ウィキリークスの衝撃」というのを放送していました。
内容は、番組HPから引用します。

人々の知る権利に応える“正義のメディア”なのか。それとも国家の安全保障を脅かす“敵”なのか。インターネットの世界に突如、現れた内部告発サイト「ウィキリークス」が波紋を広げている。先月末、ウィキリークスは、内部告発者が流出した米軍の機密文書40万点を公表。イラク戦争で犠牲となった民間人の知られざる実態などが明らかになった。ウィキリークスは、この他にも既成のメディアが伝えていない政府や企業の機密を次々と暴露している。こうした動きに対しアメリカ政府は、ウィキリークスが「兵士たちを危険にさらしている」と批判し、協力者の摘発に乗り出した。ウィキリークスはどのようにして機密情報を入手し、影響力を高めているのか。ウェブサイトの創設者・ジュリアン・アサンジ氏を追い、謎に包まれたその実態に迫る。

アメリカ政府から名指しで「国家の敵」と非難され、
身に危険が及ぶかもしれない中、
敢然と勇気ある告発をし続ける、ウィキリークスの姿には感銘を受けました。

そんな中、今朝起きてニュースを観たら、
ウィキリークス顔負けの、尖閣ビデオ流出映像も衝撃的でした。
この後どうなることやら・・・

さて、今回私は別に政治評論を書きたいわけではありません。
「内部告発」をできる、キリスト教版のウィキリークスのようなサイト・機関があったらどうだろうか、
と考えてみました。

ともするとそういう存在は、2ちゃんねるのように誹謗中傷の嵐になってしまいます。
名誉毀損は許されざるものです。
そこで、単なる噂ではなく、客観的資料・証拠に基づいた告発ができるものとします。
一方的に非難・糾弾して終わりではなく、
超教派の第3者委員会による検証をし、
改善を勧告できるようにしてはいいのではないでしょうか。

ここで取り上げるべきものは、その教会の教えの根本に関わるようなものは除きます。
例えば、カトリック教会における聖母マリアの存在、
プロテスタント聖霊派における聖霊体験や聖霊の賜物の存在、
福音派における「聖書時代は奇蹟があったが、新約聖書がある今は奇蹟は不要」のたぐい、
リベラル派における政治運動への過度の傾倒、奇蹟の否定などです。
こういう類は、「不正」ではないので、取り上げません。
(不毛な神学論争になるだけです。)

取り上げるべきは、教会総会のやり方
(選挙をしないで役員が決定される、総会参加者すら数えずに総会が自動的に成立する等)や、
聖職者や教会役員(長老、執事)の不正・不品行、
カルト化している教会などを考えています。
特に、聖職者や教会役員への批判に対しては、聖書的原則に照らすべきです。
長老に反対する訴えは、二人あるいは三人の証人がいなければ、受理してはなりません。
(新約聖書 テモテへの手紙Ⅰ5:19新共同訳)
実際、被害妄想的な信徒がいっぱいいるからです。

たとえば、最近私が読んだブログから考えてみましょう。
一致はいずこに」というブログ記事です。
http://yaplog.jp/shinkichi1109/archive/351#commentform
日本キリスト教団の最高決議機関である、
日本キリスト教団教会総会の顛末について書かれています。
時代錯誤はなはだしい、70年代の左翼学生運動や労働争議を思わせるような、
不毛な論議です。
こういう記事こそ、日本キリスト教団の方々はぜひ知るべきです。
恥ずかしいと思わないのでしょうか。
日本におけるキリスト教宣教の大きな妨げになっているのではないでしょうか。
これはほんの一例です。

世界的に言えば、
カトリック教会司祭による児童への性虐待(「性」職者!)、
「ゲイ」職者の問題なども入りますね。
(プロテスタントでも、某有名牧師が性的暴行で逮捕されていますね。)

旧約聖書のエステル記におけるモルデカイやエステルのような勇気ある人物が、
告発して外圧をかけない限り、自浄能力がないようでは、
「地の塩・世の光」としての役割を、教会は果たせないのではないでしょうか。

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