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2010年10月 2日 (土)

セ・リーグは日本の地域格差の縮図

今年のプロ野球、パ・リーグは最後まで消化試合などなく、
見ごたえがありました。
残念ながら、北海道日本ハムファイターズは僅差(0.5ゲーム差)で、
惜しくもCS進出を逃し、4位に終わりました。
来シーズンに期待しています(ダルビッシュが抜けてしまいそうで残念ですが・・・)。
最下位の楽天以外、どのチームも優勝、あるいはCS進出は夢ではなく、
実力が伯仲していました。
楽天だって、監督がもう少しマシなら、大差はつかなかったはずです。
(それでも、交流戦を見る限り、パ・リーグ最下位でさえも、
セ・リーグトップよりも実力が上のようですね。)

一方、セ・リーグは、上位3チームと下位3チームではあまりにも差がありすぎます。
(ヤクルトはよく健闘したとは思いますが・・・)
特に巨人と阪神が金にモノを言わせて、他球団からいい選手を引き抜き、
ますます強くなる一方、広島と横浜は絶望的に勝てない状況が続きます。
これはまさに、東京などの大都市に一極集中する日本の地域格差の縮図のようです。
下位3チームは、上位3チームの引き立て役にすぎないような状況が続くのは、
はたしてプロ野球全体にとってプラスなのでしょうか。
セ・リーグのプロ野球をつまらなくしている最大の要因が、
大差がつきすぎるようなチーム構成でしょう。

たとえば、セ・リーグとパ・リーグを固定ではなく入替制にするとか、
CSはあまり意味がないのでやめるとか、
資金力のない球団を日本野球機構(NPB)が援助するとか、
大差がつかないように、いろいろ工夫ができると思います。
(私はスポーツについては門外漢なので、あまり詳しいことはわかりませんが・・・)
また、東京に巨人とヤクルトがあるような場合、
原則は1都市1球団とするなどの工夫も必要なのでは?
そういう意味で、横浜がどうやら身売りして、新潟に行くかもしれない、
というのは地方の活性化にとってはプラスなのでは、と思います。
ちょうど、日本ハムが東京から北海道に本拠地を移動して成功したように・・・
(日ハムが北海道に来る前は、北海道は圧倒的に巨人ファンが多かったですが、
今では圧倒的に日ハムファンが多いです。地域密着型の展開をした結果です。)

プロ野球に限らず、東京などの大都市ばかりに人・モノ・金があつまり、
地方は疲弊するような今の日本のあり方。
地方は交通機関や医療なども切り捨て。
教育水準は低いままで、働きたくても仕事がない・・・
なんとかならないものでしょうか・・・

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