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2010年10月 9日 (土)

主よ、あなたの慈しみは天に(詩篇36:6~11)【自作曲】

主よ、あなたは人をも獣をも救われる。
(旧約聖書 詩編36:7新共同訳)
聖書って、人間中心なのでは?

先日、インターネットキリスト教新聞のクリスチャントゥディで、
こんな記事を見つけました。
米カトリック教会 「世界動物の日」で動物祝福式」(2010年10月4日)
http://www.christiantoday.co.jp/international-news-3071.html
記事の要旨は、10月4日がアッシジの聖フランシスコの祝日にちなみ、
アメリカ各地で「動物祝福式」なるものが執り行われた、とのこと。
さすがに日本では、「動物祝福式」というのは聞いたことがありませんね。
(ペットに洗礼を授けているプロテスタントの教派があるとか・・・
たしか「子羊の群れキリスト教会」だったでしょうか・・・)
カトリックでは、家とか車なども祝福しますので、
家畜やペットも「所有物」の一種として祝福したのでしょうね。
ちなみに、聖フランシスコは、20世紀後半になってから、
「環境保護の守護聖人」とされています。
「小鳥へ説教した」とかの逸話が伝えられており、
有名な「太陽の賛歌」では、太陽や月などを「兄弟」と呼びかけたりしていますね。

聖書は人間を、神の創造の頂点としています(創世記1:28)が、
だからといって、自然をほしいままに搾取していいとか、
そういう考えではないはずです。
(人間を「自然の支配者」とみなさず、「自然の管理者」ととらえるべき、
というのが今日の神学的主流のようです。)

また、動物など自然界への配慮は、詩編104全編にわたって描かれています。
ヨブ記37~39章もそうです。
ヨナ書4章では、神様がニネベの住民12万人とともに、
無数の家畜を「惜しんだ」ためにニネベを滅ぼさなかった、とも書かれています。
エコロジーの観点からみてもすばらしい記述は、
使徒パウロによるローマ8章18~22です。
被造物がすべて今日まで、共にうめき、
共に産みの苦しみを味わっていることを、わたしたちは知っています。

(新約聖書ローマの信徒への手紙8:22新共同訳)
被造物(自然界)も「救われる」!
まさに、
ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。
(ローマ11:33新共同訳)と感嘆せざろうえません。

さて、今回は冒頭に引用した御言葉が含まれる、
詩編36:6~11への作曲を紹介します。
使用テキストは新共同訳です。
昨朝ふと久しぶりに思い出しました。

メロディ(midiファイル)と楽譜(PDFファイル)とは、
下記からダウンロード願います。もちろん無償です。

「20101009_psalms036006no01.MID」をダウンロード

「20101009_psalms036006no01.pdf」をダウンロード

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