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2010年10月16日 (土)

映画「美女と野獣」は恋愛の教科書

先日、初めてディズニー映画「美女と野獣」を妻と一緒に観ました。
(妻は既に観たことがありました。)
観終わった時、不覚にも涙が零れ落ちました。
愛の奇蹟を描いた傑作ですね。

ここで「野獣」として描かれている存在、
実は名前が最後までありませんね。
この「野獣」とは、女性から見た独身男性の象徴なのではないでしょうか。
粗野で粗暴、本当は王子様だなんて信じられない・・・
初めは良さなんてわからないかもしれません。
恐ろしいと感じる場合もあるし、理解不能かもしれません。
オタク的な趣味を持っていたらなおさらですね。
ある意味、「美女と野獣」は、「電車男」と同類の話といえましょう。
「美女」(顔のことよりも、心において「美女」)に出会うまで、
オトコは誰でも多かれ少なかれ、「野獣」みたいなものです。

「野獣」の部下は皆モノに変身させられていた、というのも象徴的ですね。
人格的な関わりというよりも、道具・手段としてしかみなしていない。
自己中心的な生き方をすると、M・ブーバー流に言えば、
「我―汝」の関係ではなく、「我ーそれ」になってしまいます。

「野獣」が自分の都合や欲望よりも、「美女」の願いを中心にして生きるようになると、
(映画では、野獣は一旦殺されますね。)
真に人間として生き返ります。
ここに、モテる生き方のヒントがありますね。
「愛されることよりも、愛することを」・・・

この記事を読んでいる「美女」のみなさま・・・
「王子様」は意外なところにいるものなのです。
経済的な「野獣」もいるし、仕事の「野獣」もいます。
オタクな「野獣」までいます。
外見的にはさえなくても、あなたの魔法の愛で、
「野獣」は真の人間となることができるかもしれませんよ。
「野獣」の対極にある「ガストン」的存在にだまされず、
良縁に恵まれますように・・・

ところで、最近は男性が恋愛に消極的で、女性の方がいわゆる「肉食系」となっていますね。
これでは、「美女『も』野獣」でしょうか・・・

「美女と野獣」は恋愛において、多くの示唆を与えてくれます。
婚活や恋愛を考えている人にとっては、教科書的作品といえましょう。



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