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2010年7月 5日 (月)

いつくしみふかき(讃美歌312)

讃美歌312番「いつくしみふかき」は、
日本人に一番愛されている讃美歌の一つですね。
ミッションスクールでもよく歌われているようですし、
(以前の職場の同僚で、ミッションスクール出身の人がいました。
キリスト教はあまり好きではないけど、「いつくしみふかき」は好きで、
自分の葬式には流してほしい、などと言っていました。)
また、キリスト教のお葬式においても、
カトリック・プロテスタント問わずよく使われます。
私にとっても、特に好きな讃美歌の一つです。
ただ、近年は、この讃美歌を聴くと、
どうも、教会でのお葬式のイメージがつきまといます。
いろんな人のお葬式で、歌ってきたからです。

今朝、悲しい知らせを受けました。
他教会の知人のご子息が、7月4日早朝に、
交通事故で亡くなった、というものです。
(その人とは私は会ったことがありません。)
新聞の朝刊の北海道版に小さく出ていました。
年齢を見ると、まだ大学生でした。
なんともいえぬやりきれなさで、心がいっぱいになりました。
その知らせを聞いてから、今日は1日中、
頭の中で「いつくしみふかき」が流れていました。
あたかも、レクイエムのように・・・

ちょうど、讃美歌312番「いつくしみふかき」の楽譜入力をしていたので、
今回、みなさんと分かち合うことにしました。
歌いやすいように、メロディ部分はオーボエの音、
伴奏はピアノの音にしました。
1番から3番まで、最後にはアーメンをつけて歌うことができます。
なお、楽譜のダウンロードは今回ありません。

「20100705_itsukushimihukaki.MID」をダウンロード

新聖歌では、同じメロディで、
讃美歌版の歌詞(讃美歌312)と、
聖歌版の歌詞(聖歌607)どちらも歌えるようにしています。
(新聖歌209・210番)
私は聖歌版では歌ったことはありません。
讃美歌21版(讃美歌21・493)ならありますが・・・
(讃美歌21版は、あまり好きではありませんけど。)

今回は、讃美歌版・聖歌版・讃美歌21版の1番の歌詞を列記してみました。
私はやはり、讃美歌版の歌詞が好きです。
原詞を生かしているのは、聖歌版です。
讃美歌21版は・・・讃美歌版をちょっぴり現代的にしただけかな・・・

(讃美歌312)
慈しみ深き 友なるイエスは
罪 咎 憂いを 取り去り給う
心の嘆きを包まず述べて
などかは降さぬ 負える重荷を

(聖歌607)
罪 咎を担う 友なるイエスに
打ち明けうるとは いかなる幸ぞ
安きのなき者 悩み負う者
友なるイエスをば 訪れよかし

(讃美歌21・493)
いつくしみ深い 友なるイエスは
うれいも罪をも ぬぐい去られる。
悩み苦しみを かくさず述べて、
重荷のすべてを み手にゆだねよ。


イエス様の御言葉です。
疲れた者、重荷を負う者は、
だれでもわたしのもとに来なさい。
休ませてあげよう。

(新約聖書 マタイによる福音書11:28新共同訳)

「いつくしみふかき」の原詩は、深い悲しみの中から生まれたそうです。
だからこそ、こんなにも人を慰める力があるのでしょうね。
神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、
わたしたちも神からいただくこの慰めによって、
あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。

(新約聖書 コリントの信徒への手紙Ⅰ 1:4新共同訳)

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