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2010年7月 2日 (金)

W杯、五輪と君が代、文部省唱歌「日のまる」

W杯での日本代表で、特に印象的だったのは、
選手たちが肩を組んで、きちんと「君が代」を歌っていた光景でした。
日本の代表として、とても誇らしい姿でした。
(もう一ついえば、北朝鮮の選手たちが、ブラジル戦の時に、
涙を流しながら、国歌を歌っている姿は、すばらしいと思いました。
日本から見ればひどい国なのに、国家への忠節を忘れない!
こういう点は、日本人は見習うべきです。)
反対に、オリンピックでは、金メダルを獲った日本選手が、
君が代」をまったく歌わず、口を閉ざしたまま、
日の丸が掲揚されるのを眺めているだけの光景がよく見られました。
日本の代表として、オリンピックに参加している、ということを忘れた、
残念な光景でした。
他国の金メダリストは、国歌をきちんと歌う選手がほとんどだというのに・・・

国旗を尊重せず、国歌を歌わない原因は、教育現場にあります。
教育現場では、日の丸・君が代は、
「軍国主義」の象徴として、教師たちから非常に忌み嫌われています。
しかし、これこそ、学習指導要領に反する行為です。
学習指導要領は、法的拘束力がありますから、
法令違反を、教師が行っていることになります。
教師自ら、規範を守らないようでは、
児童・生徒に示しがつきません。

小学校学習指導要領 第6節 音楽」では、
1年生で、「日のまる」【(文部省唱歌)高野辰之作詞 岡野貞一作曲】を習うことになっています。
また、指導計画のところでは、
(3) 国歌「君が代」は,いずれの学年においても指導すること。
と明記されています。
しかし、実際、「日のまる」をきちんと教えられた人は、少ないのではないでしょうか。
私は、小1の時、教科書にあったのは知っていましたが、
習った記憶がありません。
また、国歌は、高校卒業の時まで、歌う機会はまったくありませんでした。
小学校学習指導要領 第4章 特別活動」では、
3 入学式や卒業式などにおいては,その意義を踏まえ,国旗を掲揚するとともに,国歌を斉唱するよう指導するものとする。
と書かれているにも関わらず、いまだに、これに抵抗したり、
裁判を起こしたりする問題教師がいっぱいいます。
児童の規範意識を低める行為だと思います。
なお、学習指導要領については、文部科学省のHPで一般公開しています。
興味のある方は、ぜひお読みください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b.htm

この問題に関しては、大阪府の橋下知事が、一般人の感覚を代表して、
何度もコメントしています。全く同感です。下記は最近のコメントです。
http://www.sponichi.co.jp/society/special/2010politics/KFullNormal20100701029.html
あと、国歌と文部省唱歌「日のまる」に関して、
すぐれた論点のブログ記事を見つけましたので、紹介します。
http://blog.goo.ne.jp/hienkouhou/e/bef13c9754fe9386a1a583931ac51f1f

「国をよくするために働きたい!」と思う子どもを育てる事こそ、
国家による義務教育の意義なのではないでしょうか?

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