NHK・おはよう日本(7月25日放送)~「年間5万人 相次ぐ中退者に大学は?」
日曜の朝、NHKの「おはよう日本」を見ていると、
「年間5万人 相次ぐ中退者に大学は?」という題の特集をやっていました。
今、日本では、年間5万人もの大学中退者がでているそうです。
中退の理由はさまざまですが、
ささいな事で中退に至ってしまうケースが年々増えているようです。
そういう中で、
千葉商科大学における、大学中退をできるだけ防ぐための取り組みを紹介していました。
具体的には、
1.従来の講義形式である、1人の教授対何百人の学生、というやり方を改め、
1クラス30人程度の少人数制にする。
個人的関係づくりを重視する。
2.無断欠席した場合には大学職員から本人に確認の電話がかけられる。
などでした。
大学職員の方は学生をつなぎとめるために相当苦労・工夫しているようでした。
大学の中退率が高まれば、大学の評判が悪くなるし、
そうなると、経営に悪影響を与える・・・
今の若者の事情と、そういう経営的判断から、
上記のような取り組みを始めたのでしょう。
取り組み自体は評価したいですが、
そこまでやらねばならない若者事情こそ、問題でしょう。
番組ではきちんと取り上げられていませんでしたが、
NHKのアナウンサーが、
「ある大学では、大学入学前に合宿を行っている。」
とも述べていました。
大学生活は、自由・自主・自治・自律が基本ではないでしょうか。
単なる「生徒」から、「学生」そして「大人」として行動する。
それが今や、小学生並みの存在に堕ちてしまったのでしょうか。
上記の2の取り組みなど、特にそう思わされました。
「大学生」は、小「学生」になった?・・・
社会人になってから、会社を無断欠席したら、大問題です。
「課長が電話をくれなかったら、私は寝坊したんです。
私は悪くないです!」なんて開き直ることはできませんよね。
基本的な社会生活を学びなおすために、
他国で当たり前のようにある兵役義務のようなものを、
日本の若者に導入した方がいいのでは、とさえ思いました。
大学を簡単に中退してしまうなんて、もったいなさすぎます!
環境の変化、対人関係その他いろいろ問題があっても、
せっかく手に入れた大学という宝を、ぜひとも無駄にしてほしくないものですね。
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