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2010年7月21日 (水)

「キリスト教入門」・「聖書入門」本の損しない買い方・見分け方

最近、「図解雑学」シリーズやそれに類する本で、
聖書やキリスト教についてわかりやすく書かれた本が、
いろいろと書店に並んでいます。
(私は「図解雑学」シリーズ、結構好きです。
このシリーズで心理学関係の本を何冊も読みました。)
どれがいいのか、迷ってしまうほどです。
また、古くから「キリスト教入門」、「聖書入門」の類の本はたくさん出ていますね。
中には、「キリスト教入門」、「聖書入門」を銘打ちながら、
全然不親切な本もあります。
難解すぎて、どこが「入門」なんだ~と言いたくなります。
さすがに、そういう本は淘汰されつつありますが・・・

そう、そういう「入門」シリーズにも、当たりはずれがあります。
また、場合によっては、正統な信仰の立場に立たないものもあります。
そこで、今回は、
「キリスト教入門」・「聖書入門」本の損しない買い方・見分け方について考えてみましょう。

私の基準での見分け方は・・・

1.著者・監修者とその肩書きを読む。

食品で言えば、成分表示みたいなものです。
これで、ある程度見分けられます。
牧師や神父、あるいは神学者、聖書学者という肩書きであれば、
ある程度大丈夫といえます。
「宗教学者」とか「フリーライター」とかは要注意です。
(信仰者でない人が、信仰の案内を書くのは、
パリに行ったことがないのにパリのガイドブックを書くようなものです。)
また、大学教授の場合、キリスト教系の大学教授なら、
これもある程度大丈夫なものといえましょう。

2.キリスト教信仰で最も重要な「キリストの復活」についての記述を読む。

「聖書入門」、「キリスト教入門」の類の本では、必ず書いてあるはずです。
「キリストの復活」は神話だとか、
弟子の空想だなどの否定的な言葉が書かれてあるなら、
もはやその本は読むに値しません。
「キリストの復活」という「事実」抜きに、キリスト教は成立しません。
他にどれほど優れた記事があろうとも、ここがしっかりしていなければ、
信仰入門としては失格です。

3.キリストの奇蹟についての記述を読む。

どこでもいいですが、キリストの奇蹟についての記事を読んでみましょう。
奇蹟に対して否定的な説が出ていれば、
これもその時点で読む価値がないと判断できます。

4.その本を使って、別な人に勧められるかを考える。

自分自身よりも、
教会に来ている求道者にとってわかりやすい本かを考えてみると、
案外簡単です。
上記1~3と、他の適当な記事を少し読めば、
結論は見えてきます。

ちなみに、余談ですが、
最近「超訳 ニーチェの言葉」という本がベストセラーになっています。
ニーチェといえば、無神論の代表の一人ですね。
これを訳した人は、白鳥春彦氏です。
その同じ人が、「ビジネスマンのための聖書入門」とか、
「仏教『超』入門」の類の本を書いています。
売れれば、宗教さえネタの一つなのでしょうね・・・

最近、書店で立ち読みしたもので、
これはよさそう・・・と思った2冊を紹介します。
なお、立ち読みレベルですので、評価はしません。
ぜひ、ご自分の目で確かめてみてください。

図解 聖書 (歴史がおもしろいシリーズ!)



旧約聖書 (図解雑学)



(追記)おまけとして・・・
平野耕一牧師の「信仰とは何ですか」、
「希望とは何ですか」、
「愛とは何ですか」はオススメです。
「入門」というよりは、「実践編」に近いかもしれませんが、
キリスト教信仰のおおまかな全体像をつかむのに役立つと思います。


信仰とは何ですか


希望とは何ですか


愛とは何ですか



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