キリスト教の攻め所と盾
「愚か者は心の中で、『神はいない。』と言っている。
彼らは腐っており、忌まわしい事を行っている。」
(旧約聖書 詩篇14:1新改訳)
先日、新聞で、『なぜ、脳は神を創ったのか』なる本の広告が出ていました。
苫米地英人氏の著作です。
広告の詳細は忘れましたが、
「1992年に、神がいないことが科学で証明された」とかの見出しをつけていました。
19世紀以来、宗教は「科学」という言葉に滅法弱いですね。
信仰が揺るぎやすい人にとっては、ショックだったかもしれません。
この手の無神論は、別に今突如起こったものではなく、
キリスト教の2000年の歴史の中で、たえずあったものです。
ニーチェの「神は死んだ」宣言だって、真のキリスト教にとっては、
たいして脅威ではありません。
(実際、神はイエス・キリストとして死なれました!)
共産主義や古代ローマ帝国、江戸時代における凄惨な迫害でさえ、
信仰を完全に抹殺することはできませんでした。
どれほど科学が発達しようとも、真のキリスト教は消えることはありません。
外からの攻撃には強いキリスト教ですが、
やはり弱点があります。
それは、内部からのものです。
腐敗・堕落こそ、キリスト教にとっての真の脅威です。
実際、今、ヨーロッパやアメリカでは、
カトリック教会の権威がひどく失墜しています。
聖職者による性的虐待が次々と明るみに出ています。
(ヨーロッパばかりでなく、日本でも問題ですね。)
また、同性愛を認めるかというのも、大きな問題です。
さらには、各種の異端・カルト化した教会も、
真実のキリスト教を疑わせる要因となります。
内部からのほころびが、キリスト教の大きな弱点です。
真実の神様との生き生きとした関係を保ち続ける以外に、
信仰を守ることはできませんね。
もっといえば、聖霊による信仰こそ、本当に必要なものです。
主よ、助け守り導いてください!
「主はわが巌、わがとりで、わが救い主、
身を避けるわが岩、わが神。
わが盾、わが救いの角、わがやぐら。」
(旧約聖書 詩篇18:2新改訳)
「神こそ、わが岩、わが救い、わがやぐら。
私はゆるがされることはない。」
(旧約聖書 詩篇62:6新改訳)
「ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、
悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種のはいらない、
純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか。」
(新約聖書 コリント人への手紙第一 5:8新改訳)
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