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2010年5月10日 (月)

世界名作劇場・赤毛のアン(完結版)~『赤毛のアン』(その1)

赤毛のアン』は、原作・アニメどちらもとても大好きで、
思い入れの深い作品なので、
何回にかに分けて、記事を書きます。

1回目は、世界名作劇場の『赤毛のアン』完結版です。

率直な感想は・・・
完結版を観るくらいなら、
アニメ版DVDの1巻だけでも見てほしい、ということです。
確かに、『赤毛のアン』の物語の要点は、
うまくまとめています。
しかし、『赤毛のアン』の魅力は、
原作に忠実なセリフの妙と、
背景とか、壁紙の色などの細部などにあると思います。
(『赤毛のアン』の完結版は、私にとっては、
本来観る必要がないのですが、
全作品の完結版制覇のため、一応観ました。)

完結版の前半は、アンがグリーン・ゲイブルズに来た時と、
ダイアナとの友情の誓い、「にんじん事件」、
ダイアナの妹ミニー・メイの命を助けることなどが、
ピックアップされていました。

後半は、いきなりアンが15歳になったところから始まります。
クイーン学院入試、エイブリー奨学金受賞、マシューの死、
大学進学をあきらめ、
マリラと共にグリーンゲイブルズに住むことを選ぶところ、
などがピックアップされていました。

構成以外で残念なのは、ナレーションがオリジナルと違うことです。

確かに、物語を要約すれば、完結版のとおりでしょう。
しかし、これでは、作品のすばらしさはあまり伝わってきません。
完結版は、記念写真程度に扱うべきものでしょう。
物語の要点だけ観たい、知りたい、というなら、
これでも十分ですが・・・
それなら、実写映画版を観たほうが、よほどマシだと思います。
唯一、完結版でいい点は、ED曲の部分です。
本編では、まったく動かない背景ですが、
完結版では、ちゃんと動きがある展開になっています。

次回は、アニメ版本編について、書く予定です。

完結版

全話収録

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