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2010年3月 2日 (火)

一文字の違い

「きみ好きだよ」、「あなた好きだわ」というのと、
「きみ好きだよ」、「あなた好きだわ」というのは、
たった一文字しか違わないですが、大きな違いがありますね。
この場合、「」は、「その人だけが好き」を表し、
」は、その人の他に、複数好きな人を暗示しています。
「あなた好き」と、最愛の恋人から言われたら、
どんなにショックでしょうか。
(普通、こんなことを言う人はいませんよね?)

しかし、神様に対しては、知らず知らず、これに近いことを言ったり、
態度で表している人が多いですよね。
「イエス・キリスト(だけ)を信じます」ではなく、
「イエス・キリスト信じます」

教会に初めて来た人の質問の中で、よくあるのが、
他宗教との関わりです。
「洗礼を受けてから、初詣に行っていいのか?」とか、
「法要をやっていいのか、仏壇の世話をやっていいのか」とか、
「他宗教の葬式に行っていいのか」、「お守りや占いはOKか?」など・・・
それぞれの教会、あるいは各聖職者によって、微妙に違いますね。
それぞれの人の信仰を尊ぶべき、という解釈から(私もそう思います。)、
「仏壇なんかぶっ壊せ」、などと言った過激な発言まで様々です。

私の所属する教会では、かなり他宗教には寛容なので、
家族につきあうため程度であれば、原則、初詣とか法要とかもOKです。
(自分から積極的に、ではありませんが・・・)

先日、そういう話題が出た時、私は教会の考え方を説明すると同時に、
自分の考え方としては、初詣とかには行かないし、お守りをもったりはしない、
と答えました。
どうしてそう考えるか、という根拠として、
冒頭に掲げた「」と「」の違いで説明しました。
聞いた人はすごく納得していました。

高校生の時、口語訳で聖書通読に初めて挑戦しましたが、
出エジプト記20:5の
あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神であるから
というところで、躓きました。
「何で神様ともあろうお方が、「ねたむ」のか?」
そこから、旧約聖書はしばらく読む気がなくなりました。

しかし、何年か後、恋愛を体験してから、
この聖句の意味が切実にわかりました。

恋人や配偶者は「あなただけを愛している」という言葉を聞きたいのです。
同様に、主は、「あなただけを信じます」という言葉を聞きたいのです。

あなたが女性だとして、目の前に、あなたというステキな恋人がいるのに、
付き合っている男性は、アニメのフィギュアの方がカワイイ、
オレは二次元の方がいいんだ、なんて言われたら、どうしますか?
すごく失礼な話ですよね?

目の前に、「王の王であるお方」が、いつも共におられるのに、
人の手で作ったお守りやら、像とかご本尊やらの方が「ご利益がある」、
なんて言われたら、「王の王であるお方」は、何と思われるでしょうか?

依り頼むべきお方は、ただ主のみです!
すべて、偶像に仕える者
むなしい神々を誇りとする者は恥を受ける。
神々はすべて、主に向かってひれ伏す。
(旧約聖書 詩編97:7新共同訳)

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