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2010年3月29日 (月)

雑誌「サンデー毎日」の記事から~対談「キリスト教は排他的なのか」

わたしたちに反対しない者は、わたしたちの味方です。
(新約聖書 マルコの福音書9:40新改訳)

雑誌「サンデー毎日4月4日号の新聞広告に、
気になる見出しがありました。
中曽根大勲位 VS.松長高野山管長~キリスト教は排他的なのか
中曽根元首相と、高野山管長の松長有慶氏との対談です。
(雑誌の見出しは、以下のサイトでご確認ください。)
http://mainichi.jp/enta/book/sunday/news/20100323org00m100058000c.html
松長有慶氏といえば、
昨年の11月、民主党の小澤幹事長と会談した事で知られます。
会談のすぐ後、小澤幹事長は、
キリスト教は排他的で独善的な宗教だ」などと発言し、
TVニュースや新聞でも取り上げられました。
(とんでもない発言ですね(`ε´)記事については、以下を御覧ください。)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091110/stt0911102121020-n1.htm
松長氏は、現在、全日本仏教会の会長です。

たぶん、否定的な事が書かれているのかと思いつつ、
記事を立ち読みしてみました。
すると、意外なことが書かれていました。
結論から言えば、松長氏は、
キリスト教は決して排他的ではない。」とはっきり述べていました。
(思わず、尊敬しちゃいました・・・)
あと、この対談の中で、実に意外な事を、中曽根氏は述べていました。
中曽根氏が戦時中、海軍に出征した際に携行したのは、
シューベルトの『冬の旅』のSP盤と、(なんと!)聖書だったそうです。
さらには、中曽根氏は、民主党の小澤幹事長の問題発言に触れ、
「それは、一部のキリスト教徒のことだ。」
(正確な引用ではないですが・・・)とも述べています。

記事の主旨は、実は「キリスト教は排他的なのか」ではありません。
たぶん、雑誌記者が、昨年の小澤発言を念頭に、
刺激的な見出しとして、それを選んだだけなのでしょう。
実際は、仏教的世界観に基づく自然との共生・調和などがメインテーマです。
キリスト教徒が読んでも、参考になると思います。
できれば、一読をおすすめします。

「キリスト教だから何でも○、仏教だから何でも×」というのはひどい偏見です。
使徒パウロでさえ、
兄弟たち、すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、
すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて名誉なことを、
また、徳や称賛に値することがあれば、それを心に留めなさい。
(新約聖書 フィリピの信徒への手紙4:8新共同訳)と述べています。
すべて」という言葉に着目してみてください。
そして、「あなたがたの広い心がすべての人に知られるようにしなさい。
(新約聖書 フィリピの信徒への手紙4:5新共同訳)という御言葉もありますね。
無神論者でも、「1+1=2」と言えば真理ですし、
クリスチャンが「1+1=5」である、といえば、当然、誤りです。
敵意や偏見、嫉妬のメガネを外して、真実をありのままに見つめたいものです。

中曽根元首相の公式HPがありましたので、一応、紹介します。
中曽根康弘の世界
http://www.yatchan.com/index2.html

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