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2010年3月30日 (火)

使徒20:35の斬新な訳

私の大好きな聖書の御言葉の一つは、
使徒言行録(使徒の働き、使徒行伝)20:35のイエス様の言葉である、
受けるよりも与えるほうが幸いである。」(新改訳)です。
私にとっては、ただ単に「大好き」で留まるのではなく、生き方の指針の一つです。

今朝、エマオ出版訳の新約聖書で、
ちょうど「使徒の働き」20章を読みました。
すると、前述の使徒20:35は、今まで読んだことのない訳となっていました。
与える者は、与えられる者より幸いである。
これは斬新な訳だな~と思いました。

さっそく、他の訳はどうなっているか調べてみました。
記憶にある限り、この箇所は、ほとんど差がない訳だったはずです。
実際、調べてみると、ほとんどが「受けるよりも・・・」とだいたい同じような訳でした。
(新共同訳では、「受けるよりは・・・」です。
この場合は、「」よりも「」の方が好きです。)
岩波書店訳や回復訳、共同訳などでも同様でした。
口語体の訳では、リビングバイブルと新和訳がちょっと違っていました。
与えることは受けることよりも幸いである。」(リビングバイブル)
与うるは受くるよりも恵福(さいわい)なり」(新和訳)
(新和訳は、時々文語体を混ぜています。)

ちなみに、文語訳、正教会訳、ラゲ訳(カトリックの文語訳)では、
次のように訳されています。
與ふるは受くるよりも幸福(さいはひ)なり」(文語訳)
與ふるは受くるよりも更に福(さいはひ)なり」(正教会訳)
與ふるは受くるよりも福なり」(ラゲ訳)
(文語訳、ラゲ訳は、以下から引用しました。)
http://bible.50webs.org/
ある意味、エマオ出版訳のは、古い聖書の訳に近いといえましょう。

いずれにせよ、重要なのは、「与える者は・・・幸いである」ということです。
そういう生き方を心掛けてきましたし、これからもそうありたいと願っています。

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