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2010年2月 9日 (火)

幸せは自分の心から

私は、毎朝聖書以外に、
信仰に役立つ本を何冊か少しずつ読んでいます。
そのうちの一つが、
万代恒雄牧師(1929~1994)の、
『幸せをよぶ一日一訓』(日本地域社会研究所)です。
365日、各1ページ分のメッセージ集です。
どのページも確信にあふれた力強い言葉が書かれています。

2月8日の記事は、今すごく共感できます。
せっかくなので、1ページまるごと紹介しますね。


(P.51ページを引用)
 『力の限り、見張って、あなたの心を見守れ いのちの泉はこれからわく』
(箴言 四の二十三)
 人は喜びも、悲しみも、すべてを自分の心で受け止めているのです。それなのに、私たちの注目しているものは、金儲けであり、教育であり、健康であって、自分の心の成長でないのは大きな見当違いというべきでしょう。他人から見れば羨ましく思われるような生活をしていながら、少しの平安も感謝もない人もいれば、反面貧しくみじめに思えても、愉快で問題なしに生活している人がいるのは、すべて、心の状況を説明しないと理解できないのです。
 聖書は、「心はその人自身の苦しみを知っている。その喜びにもほかの者はあずからない。」(箴言 十四の十)と語って、すべての幸、不幸の本当の理由は、自分の心が知っていると言っています。
 心を平安に保とうと思えば、自分の心を騒がすようなものから遠ざかることが賢明なのです。他人を批判することや、不平不満ばかりが口から出る友人などは避けるべきでしょう。
 喜びをもちたいと思ったら、物質的なものばかり重んじて、精神的なことに関心のない人々との交際を絶つべきであって、心を大事にして、小さなことにも素直に喜べるような友人を大事にすべきでしょう。
 本当のキリスト信仰を追及している人々は、絶えず自己反省を神にあってしているはずですし、精神的・霊的なものの価値をよく知っているのですから、あなたが友人を求めているなら、必ずその中に加えてほしいものです。そして、あなたが心を守っていただけるように祈ることも欠かせぬことです。


なお、引用されている聖書の訳を調べたところ、いずれも新改訳でした。

ちょっと身近な最近の実例をあげてみましょう。
実は、2月7日(日)に、私は教会で転び、思い切り右ひじを強打しました。
私が通っている教会は、玄関でスリッパに履き替えず、
そのまま聖堂に入ることができます(私は気にいっています。)。
日曜日は、雪がかなり降っていたので、その雪が溶けて、
廊下で水に変わっていたのでしょう。
帰途につく知人がいたので、あいさつして、私は通り過ぎました。
後ろから、その方が私を呼びとめ、私が振り返ったところ、
いきなり「ズテ~ン」と無様に滑って転びました。
かなり痛かったですよ。

ところで、この現象を、どうとらえますか?
①教会の廊下で滑って転ぶなんて・・・ついてないな・・・
それとも、
②右ひじは痛いけど(今も少し痛みますが)、頭を打ったりしなかったから、よかった。
私は、心から②だと思っていますから、神様に感謝しています。

もっと一般的な例を考えてみましょう。
Aさんが、Bさんから、1万円をもらいました。
Aさんは、
①「Bさんから『1万円もらった!ラッキー!感謝感謝!」
②「Bさんから『1万円しかもらえなかった。」
1万円もらった、という現象・事実は一つですが、
それをその人の心の中でどう解釈するかによって、
「真実」は変わります。
②のような、不平不満の心を抱いている限り、
幸福はいつまでもやってこないでしょう。
「笑う角には福来る」ではありませんが、
幸福は、感謝する人のところに好んでやってくるものです。
誰かがあなたを幸福にしてくれるのを待つよりも、
自分から、幸福(感謝すべきこと、感謝したいこと)を見つけるのです。

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。
どんなことにも感謝しなさい。
これこそ、キリスト・イエスにおいて、
神があなたがたに望んでおられることです。
(新約聖書 テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 5:16~18新共同訳)

万代恒雄牧師については、以下のサイトを御覧ください。
http://senkyokai.com/aboutus/founder/index.html


幸せをよぶ一日一訓―今日もいい日を! (グッドライフ・ブックス)



幸せをよぶ一日一訓―今日もいい日を! (グッドライフ・ブックス)


著者:万代 恒雄



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