襟裳岬は「無一物中無尽蔵」
「♪襟裳の 春は 何も ない 春です~」
森進一さんの大ヒット曲『襟裳岬」の有名な一節ですね。
(作詞:岡本おさみ/作曲:吉田拓郎/編曲:馬飼野俊一)
幼少の時に、この歌を聞き、その部分だけ覚えていました。
(正直に言うと、
「えりも みさきは なにも ない とこです」と覚えていましたw(゚o゚)w
えりも町の皆様、ゴメンナサイ!)
歌に惹かれて、いつか機会があれば、行ってみたいとは思っていましたが、
なにぶん、すごく遠いところなので、今まで行ったことはありませんでした。
(札幌から車で、高速道路を使っても、4時間ぐらいかかります。
これなら、飛行機で新千歳空港から、台湾まで行けますよね・・・)
このたび、仕事で、えりも町と、襟裳岬についに行ってきました。
いつもですとこのブログは写真が少ないのですが、
今回は、「サービス、サービス!」ということで・・・
1枚目は、宿泊したファームインの前庭から撮った、
襟裳岬方向の写真です。
荒涼とした丘は、E・ブロンテの『嵐が丘』の舞台を彷彿とさせました。
風が強すぎて、大きな木は育たないそうです。
写真で生えている木は、柏の木、とのことです。
2枚目は、放牧されている短角牛の群れです。
3枚目は、宿泊したところです。貸切状態で、なかなかよかったですよ。
4枚目は、襟裳岬の写真です。展望台から撮りました。
襟裳岬はものすごく風が強いところです。
(年間290日くらい、風速10M以上の日があるそうです。)
5枚目は、襟裳岬の海岸まで降りていって、撮ったものです。
(夏場は昆布干しをやっているので、立ち入り禁止です。)
さて、冒頭の歌詞に戻りましょう。
「♪襟裳の 春は 何も ない 春です~」
この歌によって、
「襟裳岬=なにもないところ」みたいなイメージが形成されたようですが、
この荒涼として、「なにもない」という風景は、
否定的なものではなく、むしろ、「無一物中無尽蔵」というべきものでしょう。
「無一物中無尽蔵」は禅の言葉です。
これに関して、何かいいサイト・ブログがないかな、と探してみました。
以下のが、禅にあまり興味がない人でも、
この言葉の要点をついているかな、と思いましたので紹介します。
http://blog.livedoor.jp/iwasakiyasushi/archives/51509423.html
ちなみに余談ですが、えりも町では、大ピンチがありました。
砂利道の先に、雪が積もっていました。
突っ切れると思ったところ、見事に埋まってしまいました。
雪の深さは、50センチ以上あったと思います。
(今年の1月初めに、大雪があったそうです。)
助けを求めて、通りすがりの車を呼び止めたところ、
なんと運よく(神様のお計らいです!)、
パジェロにウインチがついている車が止まってくれました。
ウインチに引っ張られて、すぐさま雪の中を脱出することができました。
まさに、「地獄に仏」ならぬ「地獄にキリスト」とでも言うべきか・・・
助けてくださった方と、そして神様に感謝します!
「主にのみ、わたしは望みをおいていた。
主は耳を傾けて、叫びを聞いてくださった。
滅びの穴、泥沼からわたしを引き上げ
わたしの足を岩の上に立たせ
しっかりと歩ませ
わたしの口に新しい歌を
わたしたちの神への賛美を授けてくださった。
人はこぞって主を仰ぎ見
主を畏れ敬い、主に依り頼む。
いかに幸いなことか、主に信頼をおく人。」
(旧約聖書 詩編40:2~5新共同訳)
感謝、感謝!
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
コメントありがとうございます。えりも町は北海道の中でも独特な風景で、また行ってみたい所です。
投稿: てんしちゃん | 2010年2月25日 (木) 01時43分
感謝、感謝。
ありがとう。
いやー、えりもはいい町デス!
投稿: 花岡 | 2010年2月24日 (水) 23時42分