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2010年1月29日 (金)

残念なニュース2つ

今日は、残念なニュースが2つありました。
どちらも、新聞記事の扱いとしては、小さなものでしたが・・・

1つ目は、「漫画家の戸部けいこさん逝去」でした。享年52歳。
まだまだこれからの人でした・・・
戸部けいこさんの代表作、『光とともに・・・』は、現在14巻までで、
未完のまま終ってしまった形です。
「自閉症児の世界」を世間に認識させた貢献は計り知れないものがあります。
漫画が「世の光」の領域に達した作品といえるでしょう。

私自身、教員免許を取得するのに必要な、「介護体験」での、
特別支援学校(旧養護学校)での2日間の体験の前や、
障害児教育について学ぶ際に、この漫画の各巻を何度も読みました。
たくさんの難しい本を読むよりも参考になりましたよ。
確かに『光とともに・・・』はある意味最初からエンドレスな話です。
それにしても、残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。


もう一つ、今度は全然違った意味での「残念な」ニュースです。
月刊デボーション誌『幸いな人』などを通して、
日本のプロテスタント福音派、聖霊派に大きな影響を与えてきた、
有名な牧師が、「準強姦容疑」で逮捕された、というものです。
記事については、以下を御覧ください。
http://blog.chiisana.org/?day=20100128
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100128/crm1001281441017-n1.htm
逮捕以前から、この話題については、ある程度知っていましたが、
夕方の民放のテレビニュースなどで、おどろおどろしい効果音付で報道されると、
さすがに胸が少し痛くなりました。
(私は、NHKニュースのように、報道には効果音はいらないと考えます。)
私も、以前『幸いな人』を使って2年ぐらいデボーションをしていたことがあります。
逮捕された牧師は、「聖徒」の代表の一人のような存在でした。

牧師先生や神父様がいつの間にか、某国の党幹事長のように、
誰も批判できない存在(ほとんど神の代理人)になるのは、
実は恐ろしいことだと思います。
「裸の王様」状態ですね。
これについて、ユーモアを交えた適切なブログ記事がありますので、
ぜひお読みください。
http://blog.chiisana.org/?day=20100125
(最近、「資格」の「資」の字についてのCMがあるのですね。
妻はそのCMを既に見たそうですが、私はまだ見たことがありません。)
それに触れて、聖職者と信徒とのあるべき関係を考察しています。

私は、聖職者との関係は、
「つかず離れず」ぐらいがちょうどいいのでは、と考えています。
みことばを解き明かす・聖礼典を正しく執り行う者として、
大いに尊敬すべきですが、
「聖職者依存症」になってはいけません。
だからわたしたちは・・・(中略)・・・キリストの教えの初歩を離れて、
成熟を目指して進みましょう。
(新約聖書 ヘブライ人への手紙6:1~2新共同訳)
成熟を目指す信仰、これが大切ですね。

光とともに… (1)



光とともに… (1)


著者:戸部 けいこ




光とともに… (1)

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