私の好きなクリスマスの讃美歌
クリスマスの讃美歌、といったら、あなたはどの曲を思い浮かべますか?
たぶん、大多数の人が、まず「きよしこのよる」(讃美歌109番)をあげるでしょう。
あとは、「もろびとこぞりて」(讃美歌112番)とか、
「あらののはてに」(讃美歌106番)とか、
「あめにはさかえ」(讃美歌98番)あたりがとても有名ですね。
「きよしこのよる」や「もろびとこぞりて」は、
一般の人にもよく知られていますね。
クリスチャンなら、上記の他に、
「かみのみこは」(讃美歌111番)とか、
「ああベツレヘムよ」(讃美歌115番)とか、
「あめなるかみには」(讃美歌114番)、
そして、「まきびとひつじを」(讃美歌103番)なども、
よく愛唱しているはずです。
(上記の曲は、新聖歌や讃美歌21等にもありますが、
煩瑣になるので、代表として、
一般的によく使われる「讃美歌」で表記しました。)
今回は、「私の好きなクリスマスの讃美歌」と題して、
3曲をとりあげます。
(誤解のないように書きますが、上記の曲はどれも好きですよ。
特に思い入れのある曲、知られざる名曲という意味での、
「私の好きなクリスマスの讃美歌」です。)
はじめは、先ほどあげた、「まきびとひつじを」です。
20歳ぐらいの時、私は合唱団に所属していました。
(もちろん、一般の合唱団です。)
クリスマスに、市の大型商業施設(ショッピングモールみたいなもの)で、
クリスマスの曲を歌うことになりました。
「赤鼻のトナカイ」とか、「もろびとこぞりて」などと一緒に、
この「まきびとひつじを」も歌いました。
私は合唱ではバス・バリトンパート担当なので、
合唱団での練習の他に、
家でも電子ピアノ(キーボード?)を弾きながら、
練習しました。
そんなある日、家でバスパートを弾いていたとき、
瞬間的に、神様の深い愛が直感的にわかりました・・・
私たちのために、無限に低くなってくださった方、
そのへりくだりと慈しみ・・・
私は神様の愛に打たれ、しばし感激の涙があふれました。
そういう意味で、この「まきびとひつじを」は、
好きな曲でもあるし、思い出深い曲でもあります。
(クリスマスに、教会の聖歌隊として、歌ったこともあります。
そのときは、たしか讃美歌21版だったと思います。
教会の聖歌隊は、女性は多くて男性が少ない、というのがよくあります。
私は、バスパートを結局一人で歌う、というのを何度も経験しています。)
次に、上記の曲ほど有名ではないですが、
今クリスマスの讃美歌として一番好きな曲を紹介します。
それは、「バースデー・オブ・ア・キング」"The Birthday of a King"です。
この曲を初めて知ったのは、The Brooklyn Tabernacle Choirのアルバム、
"Light of the World"によります。
購入したのは、たしか5、6年前でしょうか・・・
The Brooklyn Tabernacle Choirは、アメリカ・ニューヨークの教会の合唱団で、
グラミー賞を何度も受賞しているそうです。
その"Light of the World"中、最も感動的なのが、
"The Birthday of a King"です。
(参考までに、試聴できるサイトがありますので紹介します。)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1462684
残念ながら、このCD、私は人に貸したか、
誤って売ってしまったのか、もう覚えていませんが、手放してしまったのは確かです。
タワーレコードや上記HMVのサイトで注文してみましたが、
結局取り寄せ不可でした。
この曲は、日本でも、リビングプレイズの207として、訳詞がありますが、
原曲の英語と比べると、内容が半分以下です。ちょっと物足りないです。
(実は、リビングプレイズの「クリスマス」に入っていたことに、
後で気がつきました。
ですから、実際には、10年くらい前から聴いていたことになります。
しかし、存在感はとても薄かったです。)
英語の歌詞は、とてもすばらしいです。
やはり、私たちのために、低く、小さくなってくださった、
神様のすばらしい愛を実感できます。
なお、参考までに、
The Brooklyn Tabernacle Choirの公式サイトを紹介します。
ただし英語です。
http://www.brooklyntabernacle.org/choir/
このBrooklyn Tabernacleの牧師、Jim Cymbala(ジム・シンバラ)による、
『神よ。私の心に聖霊の火をともしてください』(新生宣教団)は、素晴らしい内容です。
一読に値します。
赴任時、十数名程度の潰れかけていた教会を、どのようにして、
何千人も集うようなすばらしい教会へと立て直したかが書かれています。
(新生宣教団のHP参考)
http://www.nlljapan.com/shoseki.htm
最後に、日本人が作った新しい讃美歌を紹介します。
国分友里惠さん作詞・岩本正樹さん作曲の、
「イエス・キリスト大いなる愛」です。
これは、国分さんの「ふたりだけの言葉」というアルバムに収録されています。
このアルバムの中では、「主は私の羊飼い(詩篇23)」とともに、
とても好きな曲です。
冒頭の歌詞、これだけでもすばらしいものです。
「あなた(=イエス様)はこの日 降りてこられた
天の栄光をすべて捨てて
私たちのために」(「イエス・キリスト大いなる愛」から)
満天の星空が目に浮かんでくるような、すばらしい曲です。
ここにも、低くなり、へりくだってくださった、
神様の愛への感謝があふれています。
このCDは、下記のサイトから購入できます。
http://www.gospelshop.jp/catalog/product_info.php/cPath/2_221/products_id/3355
クリスマスは、ともすると、華やか、にぎやかな面にばかり目がいきがちですが、
本来の、神様の愛のみわざを忘れてはなりませんね。
「天の栄光をすべて捨てて」さえも、私たちを愛するがあまり、
私たちと同じ人間となられたイエス・キリスト。
このすばらしい愛を思い起こすのが、本当のクリスマスです。
なお、参考までに、
私がいつも読んでいるブログのひとつ、
水谷潔牧師の「命と性の日記~日々是命、日々是性」の、
12月8日の記事は、秀逸なので紹介します。
http://blog.chiisana.org/?day=20091208
おまけとして・・・
私自身、たくさんの曲を作曲していますが、
聖書そのものへの作曲が多いので、
「いかにもクリスマスにふさわしい曲!」というのは、皆無です。
ルカ2:14に複数回作曲が与えられている程度ですね。
でもかまいません。
私にとっては、「クリスマス情緒」よりも、
純粋に、神様の御言葉そのものが、美しいのですから。
「キリストは、神の身分でありながら、
神と等しい者であることに固執しようとは思わず、
かえって自分を無にして、僕の身分になり、
人間と同じ者になられました。
人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、
それも十字架の死に至るまで従順でした。
このため、神はキリストを高く上げ、
あらゆる名にまさる名をお与えになりました。」
(新約聖書 フィリピの信徒への手紙2:6~9新共同訳)
主を賛美します!ハレルヤ!
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