荒れ野よ、荒れ地よ(イザヤ35:1)【自作曲】
待降節のイザヤ書シリーズ、第3回目のタイトルは、
「荒れ野よ、荒れ地よ」です。
テキストは、旧約聖書イザヤ書35:1~2新共同訳です。
イザヤ書の35章は、イザヤ書前半部分のクライマックスといえる箇所です。
(聖書学者の定説で言えば、
第1イザヤ、第2イザヤ、第3イザヤと区別するのでしょうが・・・
私にとっては、イザヤが何人いようとあまり関係のない話です。)
砂漠の中にあるオアシスのようなところ、とも言えます。
ここの解釈は、当然いろいろ考えられます。
一般的なのは、比喩的な解釈です。
「荒れ野」も「荒れ地」も、「砂漠」も、心の状態とみます。
キリストが私たちの心に住まわれるまでは、
まさに、心の中は、「荒れ野」や「荒れ地」、「砂漠」だったかもしれません。
しかし、キリストとともにある生活によって、
そこが、「花」が咲き乱れるようなところになりました。
ヨハネ福音書2章に、水がぶどう酒になる奇蹟がありますが、
その奇蹟も、「砂漠に花が咲く」のと同じ、
内面における奇蹟、ととらえていいと思います。
もう一つの解釈は、まさに実際的な解釈です。
100年以上前の、今のイスラエルの土地は、
荒涼とした荒れ野でしかありませんでした。
不毛の土地が、今や、聖書に書かれているとおり、
砂漠に花が咲き、農作物が実る土地となりました。
聖書の預言が、本当に、文字通り成就しつつある・・・
イスラエル支援団体の人が、こう指摘しています。
これも、私にとっては、感動的な解釈です。
聖書には昔の話が書かれているだけ、なのではなく、
まさに、今もその預言が日々成就しつつある、私はそう思っています。
イザヤ35:1~2への作曲は、現在までに3曲与えられています。
すべて、新共同訳がテキストです。
その中で、この曲が最も好きです。
砂漠の中でけなげに咲く花、というイメージの曲です。
メロディ(midiファイル)と楽譜(PDFファイル)とは、
下記からダウンロード願います。もちろん無償です。
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