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2009年12月10日 (木)

新聖歌・讃美歌21のクリスマス讃美歌

日本基督教団出版局発行の「讃美歌・讃美歌第二編」は、
教派を問わず多くの教会で使われてきましたが、
「新聖歌」や「讃美歌21」となると、
ある教派限定になってしまいますね。

今回は、新聖歌と讃美歌21から、クリスマスの曲を何曲か紹介します。
まず、新聖歌から。

私は、新聖歌(発行:教文館)を教会で実際に使ったことはありません。
ただ、趣味(讃美歌コレクション)として、持っているだけです。
今回、この記事を書くにあたって、新聖歌のクリスマス曲を調べてみました。
「待降・アドベント」と「降誕・クリスマス」の曲の合計は、全30曲でした。
だいたいが、讃美歌と聖歌からの曲です。
しかし、「これは?」と思える曲がありました。
まずは、新聖歌71番「良きおとずれ」です。
これは、「神の国と神の義」"Seek ye first"の別な歌詞ヴァージョンです。
文語体の歌詞がついています。
次に、「クリスマス」の曲として、
新聖歌89番「神は独り子を」が入っていました。
どちらかというと、クリスマス、というよりは、
伝道集会向きの曲かな、と思いましたが・・・
最後に、「よくこの曲を取り上げてくれましたね!」と言いたいのが、
新聖歌94番「鳥の歌」です。
パブロ・カザルス編曲によるチェロ曲がとても有名ですね。
スペインのクリスマスキャロルです。

続いて、讃美歌21(発行:日本基督教団出版局)に移りましょう。
私は、かつての所属教会で、この「讃美歌21」を使っていたことがあります。
「讃美歌」の歌詞がいつの間にか「現代的に」変えられていたりするのが、
少し残念だったり
(たとえば、「いつくしみ深き」(讃美歌312番)が、
「いつくしみ深い」(讃美歌21・493番)となっているなど。)、
「なんでこんな曲を讃美するの?」というものもいくつかあります。
(礼拝の中で使われた場合、歌うのを拒否しました。)
あと、古い形の楽譜表記があったりして、どうやって歌うのか、
素人にはさっぱりわからないのも多々あります。

それはさておき、讃美歌21では、待降節~降誕節の曲が、
全部で45曲あります。
讃美歌・讃美歌第二編から引き継いでいるのも多いですが、
讃美歌21独自のもかなりあります。
讃美歌21独自のもので、「いい曲だな」と思うものを2曲紹介します。
1つ目は、「飼いばおけにすやすやと」(讃美歌21・269番)です。
イギリスでは有名なクリスマスソングです。
実にかわいらしい曲です。
2つ目は、「喜びはむねに」(讃美歌21・271番)です。
原曲は、シベリウスの曲のようですね。
これは、「讃美歌第三編」にあたる「ともにうたおう」の42番として、
採用されていましたが、讃美歌21に採用される際に、
歌詞が一部変更されています。
「ともにうたおう」での歌詞と、讃美歌21での歌詞を比較するなら、
讃美歌21の歌詞の方がすばらしいです。

最後に、讃美歌21を使っていたときの、
クリスマスのエピソードを書きます。
教会の聖歌隊として、クリスマスに、
讃美歌21・256番「まぶねのかたえに」を歌うことになりました。
これは、J・S・バッハの曲です。
バッハの曲は、やたらとバスパートが難しいのです。
しかも、低いところを転げまわるような感じの旋律です。
さらに、バスパートは私一人しかいなかったので、
孤独に、目立たず難しいバスパートを歌うことになりました。
今となってみれば、これも尊い経験でしたね・・・

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