大宣教命令行進曲(マルコ16:15、使徒16:31)【編曲】
今週は、使徒パウロにちなむ作品を紹介していこうと思います。
対象は、「使徒言行録(使徒行伝)」から、
「ヘブライ人への手紙」までです。
(ヘブライ人への手紙は、明確に、
パウロの著作ではありませんが、
便宜上、パウロの著作扱いとさせてください。)
第1弾は、マルコ福音書と使徒行伝の御言葉をセットにした、
勇壮な曲です。
題して、「大宣教命令行進曲」です。
今回の曲は、編曲です。
原曲は、ヴェルディのオペラ『アイーダ』中の、
有名な合唱曲である、「凱旋行進曲」です。
(いかにも、「これぞオペラ!」という感じの、豪華な曲です。)
テキストは以下のとおりです。
なお、原文は、一部旧漢字・旧かなづかいになっていますが、
便宜上、現在の表記にしているところがあります。
「全世界を巡りて
凡ての造られしものに
福音を宣傳(のべつた)えよ。
[ハレルヤ]
(新約聖書 マルコ傳福音書16:15文語訳)
主イエスを信ぜよ、
然(さ)らば汝も
汝の家族も救われん
[アーメン]」
(新約聖書 使徒行傳16:31文語訳)
ところで、マルコ福音書16:15~18は、
「大宣教命令」と言われる箇所です。
(マタイ28:18~20もそうです。)
これを、英語で何というのか、調べてみました。
"Great Commission"と言います。
ウィキペディアの英語版に載っていました。
なお、ウィキペディアにおいて、
"Great Commission"の中文版はありましたが、
残念ながら、まだ日本語版はありませんでした。
歌詞は文語ですが、実におぼえやすいメロディですし、
実際、歌っていると、元気が出てきます。
家族の救いを信じて、日常的に歌われるようになれば幸いです。
ちなみに、先日、NHKのイタリア語講座応用編で、
作曲家ヴェルディの最高の"Opera"(作品)とは何か、
というのをやっていました(2009年11月6日(金)の回)。
彼にとって、最高の"Opera"とは、
「オテロ」でも「アイーダ」でもなく、
実は、彼が創設した、「音楽家の憩いの家」という、
世界で初めてかつ唯一の、音楽家のための養老院です。
彼自身「あの家はまさに(私の生涯で)最もすばらしい"Opera"!」と
断言した、というエピソードが伝えられています。
作曲家の美談ですね。
テキスト・楽譜と、メロディは、下記からダウンロード願います。
「20091116_great_commission_march_from_aida_by_verdi.MID」をダウンロード
「20091116_great_commission_march_from_aida_by_verdi.pdf」をダウンロード
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