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2009年11月25日 (水)

言語力を鍛える

NHK総合の「クローズアップ現代」は、良質な企画の番組が多いです。
毎回必ず視聴している、というわけではありませんが、
私が視聴する割合は多いです。
特に、現代社会特有の問題や、教育についてなどは、必ず視聴します。

今日は、「”言語力”が危ない~衰える 話す・書く力」というテーマでした。
最初に、サッカー日本代表の国際試合の話があり、
成績が振るわない原因の一つが、「言語力」の低下によるものである、
という分析結果を紹介していました(番組後半にも出てきます。)。
「どうして、サッカーに言語力が必要なの?・・・」と思いましたが、
見ていて、「なるほど・・・」と思わされました。
(言語力が低いと、試合時の意思疎通に支障が出るためです。)

この番組では、言語力の低下の実態(模擬面接や、中学校の作文等)と、
その原因(コミュニケーション不足、携帯依存等)を紹介し、
最後に、言語力をつける取り組みについて紹介していました。
特に、最後の、言語力をつける取り組みには、感心しました。
ある小学校では、グループ討議の時間を設け、
議題に対する自分の考えと、「なぜなら・・・・」という言葉を使って、
その理由・根拠を示す、という意見の提示を、児童にやらせていました。
(学力世界一の、フィンランドでは、このようなことを積極的にやっているようです。
フィンランドでは、授業中に児童が教師からの質問に答える際、
「○○はAだと思います。なぜなら・・・だからです。」と、
どの授業でもそのように発言させるそうです。
答えには、必ず根拠を添える。論理的思考を身につけることができますね。)
できれば、こういう良い取り組みは、全国で行なってほしいものです。

余談ですが、小学校国語の授業では、「○○の気持ちはどう思ったか?」などといった、
ある意味どうとでも答えられるようなものが、いまだに中心になっているようです。
これは、結局教師の思い込み・押し付けにすぎません。
国語嫌いの子を作る原因の一つではないでしょうか。
それよりも、
書かれてあることから様々な情報を読み取る能力(情報リテラシー)を磨く方が、
将来的に言っても、遥かに応用がきくはずです。
PISAの国際テストにおいても、情報リテラシーは重要です。
(この分野は、日本の生徒は点が低かったです。)
21世紀の基本的な学力の1つといえます。

私も、言語力を高めるために、日々このブログを書き続けていきたいと思います。
(言語力不足があれば、ゴメンナサイ・・・)

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