聖書の意外な使われ方
BS11では、先月から、
「ウルトラ兄弟セレクション」という番組を、
毎週土曜日に放送しています。
「ウルトラマンA」以降の、ウルトラ兄弟が登場する回を中心に、
構成しているようです。
昨日、なにげなく、つい見てしまいました。
(小さい頃は、ウルトラマン大好き少年だったので・・・)
すると、面白いことに気がつきました。
なんと、怪獣名と、惑星名に、
聖書中の固有名詞が使われていました!
「超獣バラバ」と「ゴルゴタ星」、
しかも、ウルトラマン達が、そのゴルゴタ星で、
十字架につけられていました・・・
完全に、聖書のパロディですね。
(残念ながら(?)超獣バラバは、赦されることなく、
ウルトラマンAに退治されてしまいましたが・・・)
聖書に出てくる固有名詞は、
実際、意外な形で使用されていることがあります。
たとえば、「ウルトラマン」の代表的な怪獣の一つが、
「ゴモラ」です。今もこれは人気が高いようですね。
創世記19章の「ソドムとゴモラ」からなのでしょう。
アニメ・特撮ネタで、こういうのを挙げていったら、
かなりたくさんの数にのぼるはずです。
思いつく限り、何例かあげてみると・・・
・「ゴリアテ」(※サムエル記上17章→ペリシテ人の大男の名)~
⇒映画「天空の城ラピュタ」に出てくる飛行戦艦の名称。
・「ボアズ」と「ヤキン(・ドゥーエ)」
(列王記上7:21→ソロモンの神殿の中にあった青銅の柱の名)
⇒「機動戦士ガンダムSEED」中の宇宙要塞の名称。
(さすがにこれは、TVで見たとき、「マニアックだなぁ・・・」と驚きました。)
あと、大ヒットした「新世紀エヴァンゲリオン」には、
聖書からの名称がよく出てきます。
そもそも「エヴァンゲリオン」という言葉自体、
ギリシャ語の「よき知らせ=福音」という言葉なのですから・・・
(このアニメについては、いろいろなネタ本が出ていますから、
省略します。)
いい意味でも、悪い意味でも、聖書に出てくる人名や地名、
エピソードというのは、力があるのだなぁ、と思わされます。
(悪用の代表例は、「ハルマゲドン」(黙16:16)でしょう。)
「神の言葉は生きており、力を発揮し、・・・」
(新約聖書 ヘブライ人への手紙4:12新共同訳)
聖書の言葉には、やはり力があります。
ビジネス書で売れている本を、よく読んでみたら、
実は聖書に書いていることがベースになっていたりします。
案外、一般的なクリスチャンの方が、
聖書の力を知らない事が多いのではないでしょうか?
「この世の子らは、自分の仲間に対して、
光の子らよりも賢くふるまっている。」
(新約聖書 ルカによる福音書16:8新共同訳)
とイエス様はおっしゃっています。
私たちも、御言葉の力に、さらに目を見開きたいものですね。
「わたしはあなたの掟を楽しみとし、
御言葉を決して忘れません。」
(旧約聖書 詩編119:16新共同訳)
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