秋の名曲~ブラームスの諸作品
秋になると、なんとなく、ブラームスの曲が聴きたくなります。
私にとって、ブラームスの曲のイメージは、どれも、
秋か冬ばかりです。
(ブラームスのすべての作品を聴いたわけではないですが、
少なくとも、主要作品はそうです。
あえて例外を挙げるならば、
交響曲第1番の第3、第4楽章は、
「雪解け」のイメージがあります。
しかし、ヴィヴァルディの「春」のような、
さわやかなイメージはありません。
同曲の第1、第2楽章は、「冬」のイメージです。)
秋にも、初秋、中秋、晩秋とあるように、
それぞれ、初秋・中秋、晩秋のイメージの代表曲を選んでみました。
初秋~交響曲第2番
中秋~ヴァイオリンソナタ第1番、クラリネットソナタ第2番、
間奏曲集、ピアノ協奏曲第2番
晩秋~クラリネット五重奏曲、交響曲第4番
どれもコメントしたい曲ばかりですが、
今回はあえて、晩秋の2曲だけに触れます。
紅葉がそろそろ終わり、
枯葉が舞い落ちる時に一番ぴったりなのが、
クラリネット五重奏曲です。
ブラームスの室内楽作品の最高傑作です。
10代、20代の頃の私にとって、この曲は、
陰鬱すぎ、あまり好きではありませんでしたが、
最近では、この曲と同編成で双璧をなす、
モーツァルトのクラリネット五重奏曲よりも好きです。
(ただし、季節限定です・・・
ブラームスのクラリネット五重奏曲は、11月のイメージです。)
家にあるCDは、
ペーター・シュミードル(クラリネット)&
ウィーン・ムジークフェライン弦楽四重奏団の盤です。
(現在、発売していないようです。
タワーレコード等ではまだあるかもしれません。)
これは、モーツアルトのクラリネット五重奏曲も入っているし、
どちらも、たぶん同曲のベストCDではないかと思います。
ブラームスに関してだけいえば、
深刻すぎず、軽すぎず、
ブラームスの寂寥感と独特の美しさを十分に表現しています。
交響曲第4番は、カルロス・クライバー指揮ウィーン・フィルのが、
20代までのベストCDでしたが、
今は、クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団のがベストです。
(同時に、ブラームスの交響曲全集としてもベストだと思います。
こちらは、定番商品といえる存在なので、
タワーレコード等では必ずあるはずです。)
第1楽章は、
木から色づいた葉がひとひらずつ落ちていくようなイメージがあります。
ちなみに、私は「冬」になると、
シベリウスやチャイコフスキーの曲が聴きたくなります。
それはまたの機会に・・・
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