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2009年7月23日 (木)

「すべての人を一つにしてください」(ヨハネ17:21新共同訳)

「父よ、あなたがわたし(=イエス様)の内におられ、
わたしがあなたの内にいるように、
すべての人を一つにしてください。
彼ら(=弟子たち、クリスチャン全体)もわたしたちの内にいるようにしてください。
そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、
信じるようになります。」(新約聖書 ヨハネによる福音書17:21新共同訳)

イエス様は、クリスチャンが一つであるよう、望まれています。
しかし、現実はどうでしょうか?
ある説によると、キリスト教の教派は、3万以上あるそうです。
それぞれが、「自分の教会こそ正しい」と主張するから、
こんなにも「キリストの体」がバラバラになっているのです。
バラバラだからこそ、力がなく、単独では大きなことができません。
ドーム球場を借り切る伝道集会も、伝道放送も・・・
(もちろん、何でも大規模にやればいい、というわけではありませんが・・・
ただ、伝道しない言い訳をしている教会があまりにも多いと思います。)

さて、そういう中で、先日、
クリスチャン新聞のインターネット版「JP NEWS」と、
キリスト教インターネット新聞の「クリスチャン・トゥデイ」で、
今年7月11、12日に、北海道の旭川市で行なわれた、
「旭川ゴスペルナイト in 旭川大雪アリーナ」の記事を読みました。
この手の伝道集会の記事には、あまり心打たれることが少ない私ですが、
この記事には久々に感心させられました。
旭川市内の、10の小さなプロテスタント教会が一致して、
旭川大雪アリーナという、大人数が入れるホールを使って、
伝道集会を開いた、というものです。
のべ3000人の参加者、献金額500万円以上、とのことで、
多くの決心者が出た、と記事には書かれていました。
その10の教会は、いずれも、教会員数100人以下のところばかり。
小さな教会でも、集まれば、大きな力となることの証明でした。
また、「一つである」ということへの、神様からの祝福なのでしょう。

私はこれまで、たくさんの教派の教会にお邪魔しました。
それぞれ、すばらしいところがたくさんあります。
もちろん、違いもたくさんあります。
しかし、キリストを伝える、というのには、違いはないはずです。
(「伝道するのはおかしい」と唱える、一部の変な教会は例外ですが・・・)
「バプテストのキリスト」、「アッセンブリーのキリスト」、
「日本キリスト教団のキリスト」なんて、あるわけないのです。
それぞれ、強調点が違うだけです。
カトリックとプロテスタントとでさえ、違うところよりも、
同じところを見れば、たくさんあります。
使徒パウロはこう述べています。
「キリスト・イエスに結ばれていれば、割礼の有無は問題ではなく、
愛の実践を伴う信仰こそ大切です。」
(新約聖書 ガラテヤの信徒への手紙5:6新共同訳)
ここの「割礼の有無」という言葉を、
「どこの教会で洗礼を受けたか」に直せば、
そのまま現代の各教会にあてはめることができます。

有名な川柳の一句です。
「宗論は どちら負けても 釈迦の恥」
無用な宗派争いを戒めたものです。
これはキリスト教にも適用できますね。

無用な偏見による宗派争いをする時代ではありません。
一人でも多くの人に、まことのキリストを述べ伝えること。
宗派ではなく、キリストを述べ伝えることこそ、教会の使命です。
教派を越えた一致による伝道は、大きな実を結びます。

上記に引用した記事は、以下のサイトでごらんください。
JP NEWS
http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=1743
クリスチャン・トゥデイ
http://www.christiantoday.co.jp/main/mission-news-1137.html

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