わたしは平和をあなたがたに残し(ヨハネ14:27)【自作曲】
前回、イエス様のみことば、
「わたしは、平和をあなたがたに残し・・・」
(新約聖書ヨハネによる福音書14:27)を引用しましたね。
それにちなんで、今回は、
そのみことばへの作曲を紹介します。
テキストは、新約聖書ヨハネによる福音書14:27(新共同訳)です。
「わたしは、平和を あなたがたに残し、
わたしの 平和を 与える。
わたしは、平和を あなたがたに残し、
わたしの 平和を 与える。
わたしはこれを、世が与えるように
与えるのではない。 世が与えるように
心を騒がせるな。おびえるな。
心を騒がせるな。おびえるな。
わたしは、平和を あなたがたに残し、
わたしの 平和を 与える。
わたしは、平和を あなたがたに残し、
わたしの 平和を 与える。」
ところで、ここでイエス様が語られている「平和」とは、
どのようなものでしょうか?
また、「平和」と聞いて、みなさんは、
どのようなことを想像しますか?
手元の辞書では、
①「戦争もなく、世の中が穏やかである・こと(さま)。」
②「争いや心配事もなく穏やかである・こと(さま)。」(スーパー大辞林)
とあります。
①の意味では、確かに日本は「平和」な国ですね。
しかし、②の意味ではいかがでしょうか?
毎年3万人の自殺者が出るのは、イラクの戦場以上です。
イエス様がおっしゃった「平和」とは、
まずは、①の意味ではないでしょう(含まれる、とも言えますが・・・)。
それでは、②の意味なのでしょうか?
それは、「世が与える」ものでしょう。
こういう話を聞いたことがあります。
ある国で、「平和」を題にした絵が募集されました。
いかにも、「平和な」光景を描いた絵がたくさんある中、
最優秀賞に選ばれた絵は、一見すると、
全然平和ではないものでした。
嵐が吹き荒れている中、
親鳥が木の上の巣で、ひな鳥たちを守っている、
という構図でした。
どこが「平和」なのでしょうか?
それは、嵐のなかであっても、
親鳥の翼の中で、ひな鳥たちは守られ、
安心しているからです。
平穏無事な中でだけ、成立する「平和」ではなく、
苦難・困難の中にあっても、ゆるがない安らぎ・・・
そういう「平和」こそ、私たちが真に必要なものです。
「あなたがたには世で苦難がある。
しかし、勇気を出しなさい。
わたしは既に世に勝っている。」
(新約聖書ヨハネによる福音書16:33新共同訳)
イエス様は、既に世に勝っています!
だから、心を乱すようなことがあれこれあっても、
悲しみや苦しみの中にあっても、
イエス様が「既に」平和を与えてくださっていること、
イエス様が「既に」勝利されていることを、
思い起こしましょう!
テキスト・楽譜とメロディは、下記からダウンロード願います。
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